スキップしてメイン コンテンツに移動

プレビュー)長崎 vs 名古屋 中断明け好調を維持し8連勝なるか?

まずは、次節対戦する長崎の前節(vs湘南)のダイジェストから。


名古屋は7年ぶりの7連勝で、連勝を継続したまま中断期間に入りました。かたや長崎は5連敗中。相当な準備をして名古屋の連勝を阻止してきます。2週間の中断があるので、やり方も変えてくる可能性がありますが、見どころを考えてみました。

〈見どころ〉両チームとも前節のスタメンを前提としています。

  • 長崎は前半戦のJ1で通用するという手ごたえから、上乗せを狙ってポゼッションもできる練習を積んだらしい。その結果、縦に速い攻撃の長所が消えてしまったらしい。好調のチームが欠点を補おうとして戦術をいじると、全体のバランスが崩れてしまうという、サッカーの難しさを感じる。名古屋も肝に銘じたい。守備の微調整、対戦相手の欠点を狙う攻撃、相手のスカウティングの裏をかく戦術---ぐらいを準備して、「絶対0点に抑える守備」とかシナジーを生まなそうな戦略は狙わない方が良いのかもしれない(サポーターが心得ておいた方が良いか)。中断期間に長崎が、ポゼッションと縦に速い攻撃のバランスを整えてレベルアップしてくる可能性があるので油断せず臨みたい。
  • 湘南戦では、初心に戻りロングボールを前線に当てる攻撃を主体としていた。また、運動量をベースにしたWBやシャドーからのクロスをチャンスメークの手段としていた。CFの平松が前線で深さを取り、シャドーの鈴木武蔵が裏を取り、中村慶太が間で受けるという動きが多かったと思う。特に鈴木武蔵がサイドに流れた場合、名古屋の両SBと高さのミスマッチができるのでポイントを作られる可能性がある。長崎のWBの上りに名古屋のSHがしっかり付いていくなど、コンビネーションを寸断する守備をしたい。また、鈴木武蔵、平松、ファンマといったターゲットの胸を狙った低めのロングボールが入ることが多いので、前に出てインターセプトを狙う事も可能だと思った。宮原や中谷に期待。
  • 名古屋は前節、左サイドを攻められた。玉田が中央で受けたり、金井がインナーラップしたりと、攻撃後にポジションバランスが悪いことと、ネットの運動量の低さが狙われている要因と思われる。前田、小林あたりとポジションを入れ替えたり、名古屋の速攻時に左を多く使って相手を引かせたりという工夫を用意しておきたい。
  • 長崎は、自陣でボールを取った後、丁寧につなげる意図があった(名古屋としては単純に蹴られる方が嫌な気もするが・・・)。しかし、湘南のプレスに引っかかることが多かった。名古屋も見習って前からのプレスの時間をある程度取った方が良いと思う。
  • 長崎の攻撃で再現性の高いこととして、CKをCBの高杉や田上に入れることがあった。意外に鈴木武蔵や平松へのボールは少ない。ジョー、丸山、中谷の次の高さ対策要員(小林、宮原あたり?)がカギになりそう。
  • 長崎は、守備で押し込まれている時に人数は足りているが、足が動いていない印象だった。ショートパスの崩しが有効になりそうだ。
  • 長崎のCBとボランチはスピードへの対応に課題がありそうなので、WBの裏を突いたスペースでの走り合いに持っていくのも効果的と思った。
  • GKの徳重は、飛び出しの判断に不安定さを感じた。キーパーがギリギリ出たくなるところでFKやCKの勝負をするのが良いと思った。
  • 田上は熱くなりやすい選手に見えたので、熱さがプラスに働かないような駆け引きをしたい。

中断中にけが人が復調すること、相馬に代わるスーパーサブ(寿人、榎本、深堀、青木あたり?)とのコンビネーションを構築することなど有意義な中断期間にして、さらに強くなった名古屋を見たいです。




↓応援お願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスへ
にほんブログ村


Jリーグを見るためにDAZN for docomo(980円/月)に加入されている方。300円追加するだけで、dTVが見れますよ。

DAZN for docomo(980円/月)
dTV(500円/月)
DAZN for docomo+dTV(1280円/月)

コメント

このブログの人気の投稿

2024名古屋グランパス 編成の妄想

2024.1.14新体制始動ということで、今年のスカッドについて好きなように妄想を書けるのは今だけなので、久しぶりにブログを更新したいと思います。 今年の編成の感想 今年のスカッドを見て、違和感を感じた。その違和感の正体は、3か4か分からないこと。 以下にミルクボーイ調で4バックなのか3バックなのか考えてみた。 監督が昨年やり方を踏襲すると言っている。3バックで決まり。 フィジカルに長けた上下動できて守備も信頼できる名古屋風WB(相馬、森下、豊)が1人もいない。なら3バックちゃうか。 右SB適任者が、再レンタルも想定される成瀬しかいない。やっぱり3バック。 ただ、獲得したサイド選手(山中、小野、成瀬、山中)はみんなWB未知数。ほな3バックじゃ無いか。 3バック維持するとしても丸山、藤井、中谷の移籍で作り直しは必至。ほな3バックじゃなくてもよいか。 1枚目2枚目過多でDF枚数を減らしたい。ほな3バックじゃ無くてもよいか。 去年、後ろに重たかった。ほな3バックじゃない方がいいか。 福岡、日本代表など4と3を併用するクラブが出てきた。 新体制発表会、長谷川監督「3も4も様子を見ながらやっていきます。」4バックやるって言ってるやんけ! とミルクボーイ調もかなり崩れているが、4バックをやるっぽい。てか、やって欲しい。 どうも、 フォーメーションをシーズン・時間帯を通して使い分けると考えて間違いなさそうだ。 ちなみに4231に当てはめてみたのがこちら。我ながらまんざらでもない。理由は、 エルボーバック(SBの片側を上げ、逆側にCBのできるSBを置く)の4231をベース に妄想しているからだ。 左上がりエルボーバック もう少しエルボーバックを掘り下げよう。一例として、左SBを上げ気味にしたエルボーバック4231を示す。右SBに野上が入ることで、 試合中に3バックにも可変できる というわけだ。 この場合、久保と山中で幅を取り、左WGの森島を内側に絞らせることで、森島、山岸をSTとする3421的にも振舞える。森島がいい感じにライン間で仕事をしたり、下りてきたりが可能になる。この形は森島が活きる。ちょっと守備の怖い(失礼)、トージロー君を前目に残せて活きる。上下動の運動量に不安のある(失礼)、山中の負担も減り活きる。 昨シーズンは後ろに重たいことが課題 としてつきまとった。試合序盤など...

レビュー)湘南 vs 名古屋~立ち位置的な攻防を書きました(データ追加版)~

名古屋(H)3-1湘南(A)/豊田スタジアム/2020.11.21 得点者(名):マテウス、阿部浩之、シャビエル 得点者(湘):坂 今回は、両チームの立ち位置的な攻防を中心にレビューしたいと思います。

プレビュー2)鳥栖 vs 名古屋 J1第1節

前回に続き、 J1開幕戦の鳥栖戦のプレビューです。 前回は、鳥栖のルナー・ニュー・イヤー・カップというプレシーズンマッチを見た感想と、それを受けた名古屋の組織的守備の見どころについて書きました。今回は名古屋のポジトラ時、組織的攻撃時、ネガトラ時、セットプレーについて綴りたいと思います。 カップ戦の出来から、予想スタメンは以下のように想定しています。(2人クロアチア人DFが加入しているので、入ってくるかも。)攻撃時4-3-3、守備時4-1-4-1が基本です。 ムゥは、WGとして使われていましたが、もったいない感じを受けました。一方、トーレスは今の監督の目指すスタイルに向いたCFではない印象です(あまりボールが入っていない)。狭いスペースで反転したり、細かなことが出来るムゥの方が今のゲームモデルに合っている気がします。トーレス(豊田しかり)の代わりにムゥの方がチーム全体の循環はいい感じになりそうな気がします。大きなお世話ですが・・・ 名古屋のポジトラ時 鳥栖がボールロストした時の特徴としては、クエンカの戻りがかなり遅いように見えました。前回書いていますが、クエンカは組織的攻撃時にWGからIHに下りてくることが多く、またそこからチャンネルに侵入しきます。そのポジションからの戻りが遅いので、本来IHでWGに出ている福田とどちらが戻るのかあいまいな状況が生まれやすいと思われます。アンカー脇に侵入すると、高橋秀が結構釣り出されるので、CB前のいわゆるバイタルエリアをうまく使えるのではないかと思います。 よって、クエンカのいる名古屋右サイドからアンカー脇に侵入し、高橋秀を釣り出しておいて、バイタルエリアに左SHやジャビエルが侵入して、ラストパスを送るという形が狙えそうです。 また、CBの連携がまだ成熟していないのか、鳥栖がカウンターを受けたときに、鳥栖CB間が絞られておらず、間にFWが二人いるというあまり見ない状況から失点する場面がありました。(起点は、トーレスのボールロストからだったので仕方ない部分もありますが。) 本職CBではないことによる苦労を2017年に体感している身なので、カレーラス監督にはこのままの方針を「貫く」で行ってほしいものです。 名古屋の組織的攻撃時 鳥栖は、守備時4-1-4-1でCFのトーレスには、ほぼ...

レビュー)浦和 vs 名古屋~浦和の名古屋対策とボコボコの理由~

名古屋(H)6-2浦和(A)/豊田スタジアム/2020.8.8 得点者(名):前田直輝x4、シミッチ、シャビエル 得点者(浦):レオナルドx2 前田直輝の0.5オルンガを含む6得点で快勝した9節浦和戦。 快勝の理由が分かれば、今後につながると思って試合を見返したのですが…ごめんなさい。理由はよくわかんない。しいて言えば、「気持ち」…というレビュワーの端くれなら言ってはならない言葉を発しつつ、スタートです。 試合の大勢が決まる3-0のところまでを、あっさりレビューします。 基本情報 浦和の名古屋対策 ボコボコの理由? 基本情報 浦和は、西川、SB、レオナルド以外をきっちりとターンオーバーする傾向があります。結果として敗因の一つであった気がするので、後ほど。 <名古屋戦スターティングメンバー> GK 西川 DF 橋岡、鈴木(大)、トーマス、山中 MF 武富、柴戸、青木、汰木 FW レオナルド、杉本 SUB 福島、槙野、岩武、長澤、関根、武藤、伊藤(涼) #urawareds #浦和レッズ #wearereds #Jリーグ #サッカー pic.twitter.com/2YSoRG9WpT — 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) August 8, 2020 一方の名古屋は、負傷者を除くベストメンバー(=鉄板の監督の哲学)。個人的には丸山祐市の勤続疲労が不安。サブにはルヴァンで結果を出したメンバーが並び、期待が持てます。 明治安田生命 #J1 第9節「vs #浦和レッズ 」(@豊田スタジアム 18:00 KICK OFF ) #grampus スターティング11⚽️ #おうちでDAZN観戦 ご準備は ▶️ https://t.co/rIOJ5UBNhV クラブ毎に数値化される #DAZN 視聴実績が #grampus の経営強化に繋がります💪 それぞれの #MyHomeStadium で共に🤜🤛 #grampus — 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) August 8, 2020 ダイジェストはこちら。皆さん何度も見返しているかもしれませんが、もう一度ご覧になる場合は山中に注目して見てください。 ...