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5つの補強方針 ~新体制発表会~

新体制にみる名古屋の補強方針

昨年夏の補強(丸山祐市、前田直樹、金井貢史、エドゥアルドネット、中谷進之介)、および、今年の冬の補強(千葉和彦、赤崎秀平、吉田豊、米本拓司、伊藤洋輝、マテウス)と大型補強を重ねてきています。

今年の冬と昨年の夏の補強方針を見ていると、明らかにカラーが出てきていますね。
  1. 準レギュラークラス
  2. 他チームとの競争が激しくない人
  3. (再生とは言わないまでも、)風間監督のもとで成長したい人
  4. フィットした人は買取、(フィットしないとレンタルバックしない)
  5. 明るい
この補強を見ていると、クラブの未来が明るく輝いて見えて嬉しくなったので、そのわけをつづりたいと思います。(タイミング的にクラブから出てきた方針と勘違いされるかもしれませんが、勝手にまとめたものです。勘違いさせたらすいません。)

1.準レギュラークラス

先に述べた補強選手のなかで、レギュラーだったのはマテウスのみ(ただしJ2大宮)。正直、西大伍、山中亮輔、山口蛍が取れるのは羨ましすぎる。

だけどそれをしない。そこにクラブの(これから作っていく)良いカラーを見ました。お金を使うところ(ジョー)は使って、日本人の中堅・ベテランもフィットしそうな選手を選んで取ってくる。メリハリがあります。

2.他チームとの競争が激しくない人

ネット界隈で待望論があった、柏の中山(→オランダ)、鹿島の永木などはチームの補強ポイントと合致していたかもしれませんが、そこで競い合ってお金を出すみたいな戦法に出なかったのは好感が持てます。

喉から手が出るほど欲しかった2センターをできる選手として、米本拓司、伊藤洋輝を取れました。素人の私は想像もしていなかったですが、言われてみれば”なるほど”という妙手で、うならされました。(同時に小林裕紀の残留に(´▽`) ホッ)



3.風間監督のもとで成長したい人

教え子枠で、エドゥアルドネットや赤崎秀平が入ってきてくれています。(同じく教え子枠の八反田康平を放出していますが…)フィットしやすいという面では、安全性が高いのでいいと思います。

それ以外の選手も、少なからず風間監督の元で上手くなりたいと思って入ってきていると思います。成績にはまだ反映されていませんが(汗)、風間監督のクラブへの貢献だと思います。(これからです。)

4.フィットした選手は買取

ジャビエル、宮原和也、櫛引一紀など(他にもいたかも)、レンタルでフィットした選手はシッカリ完全移籍になっているところも、補強と言えると思います。(正直、磐田は川辺が広島に戻ったのが痛かった。)残りたいクラブに変貌(?!)していると思うとワクワクが止まりません。

5.明るい

明るいが補強方針…大事でしょ?佐藤寿人が移籍し、楢崎正剛が引退し、大人しい選手の多い名古屋にとって、”明るい”は重要ファクターです。千葉和彦、丸山祐市、金井貢史、長谷川アーリアと盛り上げ役は補強ポイントとしてダブつき気味なほど。

丸山祐市はFC東京時代は派手なパフォーマンスをするタイプではなかったと聞いていますが、今年もあのガッツポーズ見たいです。(ん?ぎりぎりのシュートブロックが増えてほしいという意味ではありません。)

番外編)育成

最近、以下のnoteを見て「怒り役が重要だなー」と再認識しました。

ないものねだりをしてもしょうがないですが、中村憲剛・小笠原満男のような生え抜きバンディエラを羨ましく思ったりもします。下部組織や新卒からの入団選手が、グランパスのDNAを語るみたいな10年後を期待したいです。(菅原由勢が順調に成長してくれればOK)



新体制発表会はサプライズあったのかな?おしまい

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