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シーズン序盤戦レビュー(守備編)~更なる労働環境の悪化~

シーズン序盤序盤戦レビューとして、 前回は攻撃メインで書きました。 今回は守備編です。 6節までOGを除く失点ゼロの理由を紐解くべく見返したのですが、わかんかったww ということで、内容に賛否あるかと思いますが、1つだけ気になった点である、CHの『更なる労働環境の悪化』について書きます。がんばろう米本拓司、稲垣祥(代表おめでとう!)。 守備の基本情報 去年との差異を探そうと思ったのですが、なんせ昨年の最後10節でクリーンシート8(!!)ですから、当然去年の良さを継続しているってことなんですよね。 昨年から続く守備の基本は、4-4-2でミドルサードにブロックを作るゾーンディフェンスです。ボールサイドに圧縮してコンパクトに。もちろん、相手がGKへのバックパスで下がれば前からマンツー気味にしてハメに行きますし、ラインを突破されて態勢が悪くなれば、ディフェンディングサードに撤退します。攻から守への切り替わりの初動の早さも売りの一つです。 次に、今年の変化点(と思われる)部分を説明するために、昨年から続くミドルサードでセットした状態からの守備について触れます。相手が、アンカーが下がるなどして3バック化する場合と、2CB2CHのボックスの場合について順に続きます。 アンカーが下がるなどして3バック化する場合、下図①~⑤の多角形で示した役割は以下のような感じでしょうか。 相手のビルドアップ隊4人に対し、アンカーを切りながら片方のサイドに追い込む。ここで永遠に持たれても気にしないのが名古屋のいい所? アンカーポジションにボールが入った場合には、FWとCHで挟み込めるようにする。前は向かせない。 CH2人は、1人は人を切って、1人はスペースを埋める。真ん中はやらせない。守備範囲がえげつない。 SBとSHで相手2人を見る。SHはハーフスペースの縦パスが入らず、サイドに展開されても追いつける中間ポジションを取る。SHは、どこまでも相手SBを追っていくので、DFラインに吸収されることもしばしば。大概のチームにはSBとSHの守備力で勝てる。 DFラインは1枚余る。地上戦の対人守備は、前でも背後でも強い。 2CB2CHのボックスの場合も、下図①~⑤の役割はほとんど変わりません。ただし、①で2トップのダブルボランチのコースの切り方が変わり、④で相手SBの位置が低くなるので、少しSHの走る距離が短

シーズン序盤戦レビュー~ゴールに直結するKPI~

名古屋の代名詞 クラブ初の開幕6連勝!その間、被ゴール0(OG1)!強過ぎ! 「先制されると勝てる気がしない」、「決定機どころか、シュートすら打たせてもらえない」、「0-0は名古屋のペース」、「試合巧者」、「術中にはまった」、「こんなチームに負けたくない」、「鹿島より鹿島ってる」、「つまらない」などなど、名古屋についてこんな言葉 (脚色有り) で語られる日が来るとは、数年前には予想もしませんでした。他サポの皮肉ともとれる賛辞を、ありがたく頂戴するマインドセットが、私の中で完全に確立しましたので、お知らせします。 このように、最強の盾という代名詞が定着した今日この頃ですが、ゴールしないと勝てないわけで、ゴールしているから引き分けてないわけで。 今回はゴールに直結するKPI(目的を達するための中間指標ぐらいの意味で使ってます)、および、そのKPIを頂点としたゲームプランについて、序盤戦(6節まで)の総括的に書いていこうと思います。 ゴールシーンの傾向 まず、軽く今シーズンのゴールをおさらいします。 「ウノゼロばかりなのでまとめやすい」という自虐ネタ入れつつ・・・ (各動画はゴールシーンの頭出しをしています。数秒づつ見て当ブログにお戻り頂けると幸いです。「ゴールシーンぐらい目を閉じれば浮かんでくるわっ」て方は、次の見出しまで飛ばしてください。) 1節福岡戦では、自陣でのボールカットに連動し、タイミング良く駆け上った相馬勇紀にパスが渡り、さらにWBとHVの間を抜けたマテウスにパスをして、マテウスが個人技を絡めて1点目を取りました。2点目は、サイドを深くえぐった吉田のグラウンダーのクロスを山崎がゴール前でシュートし、こぼれ球をマテウスが決めました。 2節の北海道戦では、前田とマテウスのパス交換でコーナーフラッグ付近に侵入し、その外側を駆け上がった宮原和也にパスが渡り、今度はゴールライン際を横方向に侵入した前田にパスを通し、グラウンダーのクロスにGKの鼻先で相馬が合わせるゴールでした。 3節の柏戦はカウンターで、マテウスがサイドを駆け上がり、そこから上げたクロスに柿谷曜一朗が合わせたヘディングシュートのこぼれ球を、稲垣祥が押し込みました。 4節の神戸戦は吉田がサイドをえぐったところでロストし、相手がクリアしたところ、稲垣がカットしミドルが決まりました。 5節の横浜FC戦のゴール