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2月, 2019の投稿を表示しています

プレビュー)C大阪 vs 名古屋

最初に一言、名古屋はTMで3-9で負けたチームですよ!!浮かれてはいけません!(自分への戒め)。 前節、鳥栖戦のレビューはこちら。 まずは、次節対戦するセレッソの前節(vs神戸)のダイジェストから。 内容的にロティーナ・セレッソの完勝 神戸のVIPに注目の集まった一戦ですが、蓋を開けてみると、C大阪の「ロティーナ」x「奥埜」劇場でした。この試合、試合後半までC大阪はディフェンシブサードで5-4-1のブロックを作り(DAZNダイジェストの予想フォメとは違いますので注意。)、神戸の攻撃にU字を書かせ続けました。その後、疲れの出たころに水沼→都倉の交代により、柿谷と清武の技術のある2シャドーがスペースで躍動することで、試合の流れを手繰り寄せました。最後は、清武、柿谷をディフェンシブなデサバトと松田陸に代えて試合を閉めるという盤石の試合運びでした。交代カードがすべて的確で、ぐうの音も出ません。 山口蛍の移籍の影響を全く感じさせない試合展開となりました。ロティーナ監督は、ポジショナルプレーを志向しており、ポジションを守ってくれる奥埜の方が山口よりも好みなのではないかと思われます。ソウザが攻撃に絡みやすく、より厄介なCHの組み合わせになっていました。 記録だけみるとセットプレーでの1点で勝ったという事になりますが、ロティーナ監督はベルディ時代からセットプレーには定評があり、ソウザ、丸橋、清武といった優秀なキッカーも居ます。完全に戦略の一部として成り立っています。そういう意味でも監督の術中にハマった試合でした。 〈見どころ〉 両チームとも前節のスタメンを前提としています。 ロティーナ監督は、神戸≒名古屋と考えて、ブロックを作り低いプレスラインを敷くのか?はたまた、ポゼッション志向の名古屋に対する常套手段である、ハイプレスからのショートカウンターを狙うのか? 第一節のシミッチ米本を含めビルドアップの安定度をみて、神戸戦のようにリトリートするのか?ジョーが怖いから、ゴールから遠ざけるため前プレをかけるのか? コバユーも去年のパス数とか多かったから、チームカラーな面もあるけど、敵陣パス数は進化した部分だよなー。 https://t.co/PY5oomZFVe — フルゐ (@gra_senki) 2019年2月26日 ・・・考えても

レビュー)鳥栖 vs 名古屋 ~1節終わって首位~

名古屋(A)4-0鳥栖(H)/駅前不動産スタジアム/2019.2.23 得点者(名):ジョー、ジョー、相馬勇紀、和泉竜司 得点者(鳥): まずは、1節 鳥栖戦のダイジェストから。 今節の プレビュー記事1 、 プレビュー記事2 はこちら。クエンカ出んかった。助かったが、なぜ? ジョーのゴールで試合の流れが決まった 開幕戦は4-0の快勝でした。しかし、正直、1点目のゴールが決まるまでの60分は、「負けそ~」って気持ちでいっぱいでした(弱い心ですいません)。典型的なグランパスの試合というか、ブロックを作って守られているのに中央からの崩しに固執し、ボールロストしてカウンターを食らうという・・・例のやつです。 しかし、固執している中央からの崩しを続けることで、実際にジョーがゴールを決め、鳥栖が前がかりになり、大量得点をすることが出来ました。 鳥栖はポゼッションを重視した攻撃的な戦いを仕掛けてこなかった? この試合のフォーメーションは、名古屋が4-4-2、鳥栖が攻撃時3-5-2で守備時5-4-1でした。戦前の予想では、鳥栖はポゼッションを重視した攻撃的なサッカーをしてくると予想していました。しかし、蓋を開けてみると5-4-1でリトリート守備をして、奪い返したあとは、左ワイドに張った金崎夢生を起点にカウンター」という攻撃がメインでした。 意図的に名古屋に敵陣ポゼッションさせていたのではないかと思われます。名古屋のボールロスト後は、金崎夢生がオートマチックにサイドを駆け上がり、何度もボールを受けていました。 トーレスのバー直撃のシュートや、原輝綺のクロスを高橋秀人がヘディングしたものなど、なんどか決定機を作られました。結構嫌な感じでしたが、鳥栖の攻撃は中央に入り込む人数が足りないため何とか耐えきることが出来ました。 鳥栖の選手の選択において、金崎夢生とトーレス以外にゴール前に走り込むタイプがいなかったことは、名古屋にとっては助かりました。IHが高橋義と原川で、WBも走りこむタイプではなかったので、この中の1~2人を、福田や小野やクエンカにされているともっと困った気がします。 鳥栖の守備やポゼッションの安定を重視したスカッドに対し、名古屋が攻め切ることが出来たことが勝因になりました。 〈雑感(良いところ

プレビュー2)鳥栖 vs 名古屋 J1第1節

前回に続き、 J1開幕戦の鳥栖戦のプレビューです。 前回は、鳥栖のルナー・ニュー・イヤー・カップというプレシーズンマッチを見た感想と、それを受けた名古屋の組織的守備の見どころについて書きました。今回は名古屋のポジトラ時、組織的攻撃時、ネガトラ時、セットプレーについて綴りたいと思います。 カップ戦の出来から、予想スタメンは以下のように想定しています。(2人クロアチア人DFが加入しているので、入ってくるかも。)攻撃時4-3-3、守備時4-1-4-1が基本です。 ムゥは、WGとして使われていましたが、もったいない感じを受けました。一方、トーレスは今の監督の目指すスタイルに向いたCFではない印象です(あまりボールが入っていない)。狭いスペースで反転したり、細かなことが出来るムゥの方が今のゲームモデルに合っている気がします。トーレス(豊田しかり)の代わりにムゥの方がチーム全体の循環はいい感じになりそうな気がします。大きなお世話ですが・・・ 名古屋のポジトラ時 鳥栖がボールロストした時の特徴としては、クエンカの戻りがかなり遅いように見えました。前回書いていますが、クエンカは組織的攻撃時にWGからIHに下りてくることが多く、またそこからチャンネルに侵入しきます。そのポジションからの戻りが遅いので、本来IHでWGに出ている福田とどちらが戻るのかあいまいな状況が生まれやすいと思われます。アンカー脇に侵入すると、高橋秀が結構釣り出されるので、CB前のいわゆるバイタルエリアをうまく使えるのではないかと思います。 よって、クエンカのいる名古屋右サイドからアンカー脇に侵入し、高橋秀を釣り出しておいて、バイタルエリアに左SHやジャビエルが侵入して、ラストパスを送るという形が狙えそうです。 また、CBの連携がまだ成熟していないのか、鳥栖がカウンターを受けたときに、鳥栖CB間が絞られておらず、間にFWが二人いるというあまり見ない状況から失点する場面がありました。(起点は、トーレスのボールロストからだったので仕方ない部分もありますが。) 本職CBではないことによる苦労を2017年に体感している身なので、カレーラス監督にはこのままの方針を「貫く」で行ってほしいものです。 名古屋の組織的攻撃時 鳥栖は、守備時4-1-4-1でCFのトーレスには、ほぼ

プレビュー)鳥栖 vs 名古屋 J1第1節

プレシーズンマッチで豪快に負けているグランパスですが (名3-9FC東京、大量補強で浮かれている選手・ファンに喝を入れるために違いない・・・)、「気にせず対戦相手の分析をしよう!」ということで、初戦の相手の鳥栖の試合を見ました。 らしさ全開のゴール数⚽️ 話題に事欠かないねw ショートパス縛りだったのかな? https://t.co/uGIEVi6Xbn — フルゐ (@gra_senki) 2019年2月9日 鳥栖は香港で行われた国際大会「ルナー・ニュー・イヤー・カップ」というのに出ていて、2/5と2/7にトレーニングマッチングをしています。こちらの2試合を見た感想をお伝えします。 鳥栖1-1 (PK4-2)香港選抜 鳥栖は、攻撃時4-3-3、守備時4-1-4-1をメインにしていました。フォーメーションは以下の様な感じで、2段目以降の選手は交代後のポジションの入れ替わりを示しています。 全体的に鳥栖がポゼッションしながら主導権を握る試合展開でした。特に前半の左は攻撃におけるストロングサイドで、クエンカと福田と三丸が交互に幅を取りながら、ポジションチェンジして攻撃する形は、スペイン人のカレーラス監督らしい形だと思いました。 逆に右サイドはWGの島屋をアイソレーションさせて単騎勝負に持ち込む狙いが見えました。 守備機会がそれほどなかったので、守備の情報はあまり得られない試合でした。 鳥栖1-3山東魯能 この試合も、攻撃時4-3-3、守備時4-1-4-1でした。2試合を見る感じでは、開幕もこの形で行くのは間違いなさそうです。 この試合も全体的に鳥栖がポゼッションしながら主導権を握る展開でした。一方、この試合は、右IHに原川力、右SBに原輝綺が入ったことで右からの組み立ても安定しており、原川と島屋が交互にチャンネル攻略する形が目立った試合でした。 守備面でも名古屋が攻撃を仕掛ける糸口がありそうな展開だったので、この後書きます。 名古屋ー鳥栖戦のみどころ この2試合から考えられる鳥栖の予想スタメンです。出場時間やフィットの仕方で、ほぼこの形だと思います。(ちなみに、クロアチア人DFが2人加入しているので、出てくる可能性は大いにあります。) 一方、名古屋がどんな布陣