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8月, 2018の投稿を表示しています

アジア大会準決勝 U21UAE vs U21日本

まずは、ダイジェストから。 この試合も苦しい試合でした。両チームともに連戦の疲れから重い試合展開で、後半途中から「こりゃPK戦だな」と思いながら見ていましたが、渡辺のバイタル付近でのボール奪取から上田綺世が決めて勝利を物にしました。次の決勝は日韓戦です。相手はオーバーエイジも使ったU23なので、厳しい戦いが予想されます。しかし、この試合を通じて感じた「U21日本は弱くない」ポイントを3つ示し、応援したいと思います。 弱くないポイント1~現代的CB~ 今大会を通して、3バックは6試合で2失点。1点はベトナムにハイプレスをかけられてビルドアップのパスミスをかっさらわれたもので、もう1点はサウジ戦の不可避なオウンゴールでした。対戦相手との力関係はもちろんあるのですが、まだ崩されて失点はしていないという客観的な事実があります。 それにもまして、今回の代表の3バックは非常に現代的CBだと思います。今までの若い世代の代表に比べても長けている部分だと感じています。上背があるのに足元もうまい。空中戦では、サウジ戦では大南が、UAE戦では立田が、ほとんど勝っていました。また、足元で言うと、ロングボールによるフィードや前が開いているときのドリブルでの持ち上がりなど、ビルドアップへの貢献が大きいと思います(今までの代表は、ボランチが主役のビルドアップが多かったと思います。)。CBは、現U21のストロングポイントと言えるでしょう。 弱くないポイント2~崩しの形がある~ 本大会、決定力が無いということが言われていますが、裏を返せば崩すところまではできていると言えます(屁理屈?)。正直、WBとシャドーのコンビネーションでの崩しは多くの決定機を作っています。そのうち1試合に1本づつ決めていれば、この代表の印象は「めちゃ強い」に変わります。サッカーはそういうスポーツなのが不条理ですね。 従来の日本代表のようにポゼッションはするが決定機はないのではなく、決定機はあるがフィニッシュの精度が足りないという意味では、ゴールに近づけているとも言えます。現U21は、縦に速い攻撃(WBを経由した崩しやCBからシャドーへのロングボールによる崩し)は、これまでの代表よりも長けています。 弱くないポイント3~戦略の柔軟性~ ロシアワールドカップで示した新しい日本らしさは、戦

プレビュ 磐田 vs 名古屋

まずは、次節対戦する磐田の前節(vs鹿島)のダイジェストから。 名古屋の選手は日本代表に選出されませんでしたね。今回の代表は、ロシアワールドカップ時の海外組を除いた選手+ロシアワールドカップ時に次点だった選手といった、継続性を重視した選考になっている感があるので、次回以降に期待ですね。アピール期間が短い(WC中断後)ですしね。これでしっかりリーグ戦に専念です! 〈見どころ〉 両チームとも前節のスタメンを前提としています。 磐田vs鹿島戦は、ディフェンスラインを高く保ち、中盤での潰し合いが多く、決定機の少ない試合であった。名古屋の裏への飛び出しは、この試合でも有効になりそう。最近の名古屋は、ショートパスによる中盤を経由した崩しと、裏抜け狙いとのバランスが良いので、その点は継続していきたい。 磐田のビルドアップは、カミンスキーの足技を使う目的でGKへのバックパスも含めて使ってくるので、上手く狙いたい。前田、シャビエル、ジョーの3枚を3バックにマッチアップさせて、自分のマークへのパスコースを切りながらボールを持つカミンスキーにプレスをかけるような前線からのプレスでボール奪取できるといいな・・・ また、磐田DF陣はビルドアップ時にオートマチックに田口に当てる傾向があった。田口のポジショニングが悪いにもかかわらず、田口に入れるので、そこをレオシルバに狙われていた。名古屋も、この習慣を逆手に取り、田口の死角からボール奪取したい。また、展開力を信頼して田口の脇に選手がいないことも多く、プレスのかけどころとして狙いたい。 攻撃に変化をつけるという意味で、先発以上の尖った選手が磐田のサブに少ない。終盤勝負にもつれ込んでも十分勝機はあると思うので、慌てず攻めたい。 攻撃は、川又を狙ったポストプレーやサイドからのクロスが多い。磐田が負けているときには、大井を上げたパワープレーもしてくる。高さ対策を十分練っておきたい。川又は懐が深くボールをDFから離してキープするのがうまいので、上手く前後から挟んでポストプレーを阻止したい。 WBを絡めたサイド攻撃が多いが、単騎で攻めてくるというより、コンビネーションを使って崩してくるので、パスコースを限定して粘り強くマークしたい。松浦と大久保の2シャドーも個人のドリブルで侵入してくるというより周りを使って、自分が前に出ていくタイ

アジア大会決勝T2回戦 U21サウジ vs U21日本

【 #日本 勝ち越し! #アジア大会 #サッカー 男子準々決勝】 日本、 #岩崎悠人 の後半28分のゴールで勝ち越し! #岩崎 きょう2点目! #AG2018 #BS1 で放送中! 特設サイトはコチラ↓ https://t.co/lrw5A551ZA … pic.twitter.com/0C7mGyd90l — NHKサッカー (@NHK_soccer) 2018年8月27日 非常に苦しい戦いでした。サウジの引いて中央に絞った守備に対し、WBを経由した組み立てとロングボールしか遅攻時の攻撃ルートが無く、単調な攻めでした。かたやサウジのカウンターは切れ味鋭く、決定機も作られていました。ポゼッションは日本のほうが高かったかもしれませんが、決定機の数ではどちらが勝ってもおかしくない試合でした。 〈雑感(良いところ)〉 前田大然のスピードを生かしたアシストから、岩崎のフィニッシュという狙い通りの形で2点取れたこと。 大南がサウジの長身FWカマラとのマッチアップでほぼ仕事をさせなかった。 粘り強く守備をして、オウンゴールの1失点に抑えた。 遠藤と三好の交代により右サイドからの攻撃が活性化され試合を盛り返せたこと。 ピッチの状態が、ベスト16の時より良かった。 〈雑感(今後に期待)〉 ボランチからのビルドアップが難しかった。もちろんボランチ以外の選手のボールの引き出し方が悪かったことを含めて。単純なバックパスが多いため前に進まず、CBの板倉や立田のフィード能力に頼る攻撃が多くなり、単調さが否めなかった。ボールホルダー以外も、自分は受けに行くのか、マークを引き付けてスペースを開けてあげるのかという意図や連動が見られず、ボランチをより苦しくしていた(疲れもあるだろうが・・・)。松本が後ろ目、渡辺が前目でビルドアップする機会が多かったが、松本の運動量がない分、松本の技術を買って前目にして、渡辺や旗手が下がってビルドアップした方が、リズムが出るのではないかと思った。 WBはサイドに張って幅を取るお約束になっているのかもしれないが、2シャドーもスピードがありサイドアタックできるので変化が欲しいと思った。WBがハーフスペースに入って、2シャドーが外に張るなどして、相手の守備のバランスが崩すことを期待したい。 サウ

レビュ 浦和 vs 名古屋

まずは、24節 浦和戦のダイジェストから。 3×2 – 8月5日の大阪戦で1試合3得点を記録しているジョーは、J1では2003年11月に当時名古屋所属のウェズレイが記録して以来の、同月2度目のハットトリック。上ジョー。 pic.twitter.com/dZBFaS1fAg — OptaJiro (@OptaJiro) 2018年8月26日 2 - 玉田圭司はJ1では、5月20日の柏戦以来今季2ゴール目。J1通算100得点目まであと2点としている(現在98ゴール)。カウントダウン。 pic.twitter.com/OVpMlalug0 — OptaJiro (@OptaJiro) 2018年8月26日 今節のプレビュー記事はこちら。 やってくれました!2011年ぶりの6連勝。オウンゴールで先制されながらも、ジョーのハットトリックを含む4得点で快勝しました。DAZN解説の川勝さんがアナウンサーに「この勢いは続きそうか?」と聞かれ、「勢いではなく自力ですね」と回答するほどでした。嬉しー。 〈雑感(良いところ)〉 ゴールはセットプレーから2点と、相馬のクロスから2点だった。この点はジョーの決定力と、クローサーの精度の高さによるものが大きかった。シャビエルのFKは高い弾道からジョーのところ目掛け急激に落ちるボールで、上背のある浦和のDF陣でもお手上げの技術であった。また、相馬の1本目のアシストとなったゴールは、流れのある大変キレイなゴールだった。丸山から逆回転の止まるロングボールで始まり、相馬がオフサイドラインぎりぎりの駆け引きで橋岡を置き去りにし、タッチライン際で粘り腰のクロスを上げ、シャビエルが前で”おとり”として潰れ、ジョーのカンフーキックの様なボレーでゴールになった。相馬の2本目のアシストとなったクロスは、シュート性のボールだが、キーパーとDFの間に入れる意図の見える美しいクロスだった。これらのゴール以外にも、多くの人数が絡む流れからの崩しで決定機をたくさん作った。 ビルドアップは、ボランチが二人ともCBの間に入って、浦和の3トップに対し数的優位を取ったり、金井がボランチの位置に入るなど工夫して安定していた。玉田のライン間で受ける動きも攻撃にリズムを与えていた。 前に出てこない浦和の守備に対し、後ろで回しながら慌てることなく

アジア大会 決勝T1回戦 U-23マレーシア vs U-21日本

アジア大会2018 決勝トーナメント1回戦  U-23マレーシア 0-1 U-21日本 【試合終了 日本 1-0 マレーシア】 #アジア大会 サッカー男子 決勝トーナメント1回戦 後半44分 #上田綺世がPKを決める 21歳以下の日本代表、U23マレーシアに苦しみながらの勝利 準々決勝は27日、相手はサウジアラビア #サッカー #森保ジャパン #daihyo pic.twitter.com/6K59AbGWxX — NHKサッカー (@NHK_soccer) 2018年8月24日 結果的には、後半終了間際のPKによる1点で辛勝というところですが、内容はお互いが用意してきたプレーモデルを出し合う好ゲームだったと思います。 〈雑感(良いところ)〉 守備では、マレーシアの3バックとGKに対し、日本の3人のFWがポジショニングで優位に立ち、上手くビルドアップを阻止していました。マレーシアは足元の技術を生かし、GKからグラウンダーのパスでビルドアップを狙っていました。しかし、日本はFW3人のスピードを生かしハイプレスをかけることで、相手GKがタッチに逃げるといったシーンが多く見られました。センターの前田はGKと中央のCBの間に立つことで、中央CBへのパスコースを切りながらボールを保持するGKへスプリントすることで、左右CBにボールを蹴らせサイドの岩崎と旗手も連動する事で効果的な前線からのプレスができていました。荒れたピッチも日本の戦略に貢献していました。 攻撃では、3トップと両WBが前線に5人並び、交互に引いたり、裏に飛び出したりすることで、後方での組み立てを担う3バックとダブルボランチにパスコースを用意し、多彩な攻撃が展開されました。特に、スピードを生かすため敵GKとCBの間を使う意識が統一されていて、スルーパスやグラウンダーのクロスで好機が何度もありました。1点しか取れませんでしたが、攻めあぐねた印象ではなく、ラストパスとフィニッシュの精度が足りなかったという印象でした。こちらは荒れたピッチがマイナスに出た印象もあり、腰当たりを狙った浮き球のラストパスも効果的だったのではないかと思いました。 〈雑感(今後に期待)〉 攻→守の トランジション において、相手の前線にボールが渡る前のミドルゾーンで簡単に起点を作らせていたと

プレビュー 浦和 vs 名古屋

まずは、次節対戦する浦和の前節(vs清水)のダイジェストから。 天皇杯、名古屋はリーグ戦のスタメンをほぼ使っていないが、浦和は多く使った。(名古屋は残留と育成を主眼においていると言う意思表示だろう。)中3日なので、疲労度ではアドバンテージがありそう。2シャドーとWBの選手を走らせて疲弊させ、浦和の持ち味のダイナミックな攻撃に持って行かせないようにしたい。 〈見どころ〉 両チームとも前節のスタメンを前提としています。 浦和は前節の清水戦、守備時は3ー2ー5のようなしっかりとした5バックを引いていた。自陣に下がって守備をする意図も強かった。清水のショートパスによる崩しに対して、スペースを与えない戦略と考えられる。そのため、名古屋にも同様の5バックで来る可能性が高い。 この守備システムの場合、前目の両サイド(2シャドーの武藤とファブリシオ)の守備の負担が大きい。更に、浦和の攻撃で変化をつけられるのもこの2人である(柏木や宇賀神がサブだったこともあり)。そのため武藤とファブリシオを疲弊させれば、攻守に名古屋ペースに持ち込む事が出来そうだ。2人が守備に戻らなければならないような、サイドでの敵陣ポゼッションをしたい。ちなみにクロスは浦和のフィジカルな守備に餌をあげるようなものなので、見せ球程度が良いと思う。主には、サイドからハーフスペースへのスルーパスを活用したい。清水はループぎみのスルーパスを多用していたが、これも有効だと思う。 5バックが揃う前に攻略する意識も必要だろう。鳥栖戦のように自陣ポゼッションから食い付いてきたところを、剥がしながら速い攻撃に持っていくのも有効と考える。一方、食い付かない可能性が高いと思っていて、その場合はロングボールでのジョー狙いを混ぜて、浦和に前からの守備を強いるような展開に持ち込みたい。 浦和は前節3点取っているとはいえ、偶発的なゴールで、注意すべき攻撃パターンが多いわけではない。ケアすべきは、セットプレーの高さや、クロス、ダイナミックなカウンターだと思う。(ファブリシオ無双状態ををどう抑える?) 中谷の出場停止により、新井か櫛引が先発するだろう。やる事は変わらないだろうかが、丸山とのコンビネーションは試合までに高めておきたい。 5連勝で名古屋のやり方も研究されていると思う。カップ戦でコンスタントに結果を出している深堀の

レビュー23節 鳥栖 vs 名古屋

まずは、23節 鳥栖戦のダイジェストから。 今節のプレビュー記事はこちら。 お盆が終わり仕事が始まったというのに、何とも言えぬ幸福感に包まれています。5連勝やってくれました! 5 - 名古屋はJ1では2013年7月~8月以来となる5連勝。この間全試合で複数得点を記録している(計14得点、1試合平均2.8点)。真夏。 pic.twitter.com/PAblaG6rGw — OptaJiro (@OptaJiro) 2018年8月19日 思い返せば5節の鳥栖戦での嫌な逆転負けをしてから流れがおかしくなった気がするので、不安がよぎりましたが、あえて口に出さず祈っていました。名古屋は試合の流れをコントロールする逞しさを身に着けていました。DAZNの解説で名古屋に厳しい藤川さんが、「この試合の課題は?」と聞かれ「大きな課題はない」という最大限の褒め言葉を頂くほどの快勝でした! 〈雑感(良いところ)〉 デザインされた名古屋の攻守とそれに合わせてしまった鳥栖という展開だった。名古屋は自陣深い位置でのポゼッションで鳥栖のディフェンスを食いつかせて、食いついたところを早い攻撃を仕掛け、前線は裏を狙って数人走り、そこにスルーパスを出すという意図が見られた。鳥栖は引いて守ると固いので、そこを避けた展開を狙ったと思う。逆に名古屋の守備は、比較的中央を空けて、トーレスに縦パスが入ったところを狙ってインターセプトする狙いがあったと思う。風間監督の言う攻守一体を表現するとこんな感じか? 試合の流れをコントロールしている人が沢山いる事が、今の名古屋の強いところだと思った。つまり、ランゲラックはパントとアンダースローのビルドアップを使い分け、ネットと小林が速攻と遅攻の判断をし、玉田とシャビエルがファールをもらうなどしながら試合を落ち着かせ、和泉は交代で入って精力的にボールを受けることで流れを引き寄せている。ほとんど今シーズン当初から在籍した選手だが、主体的に試合を動かそうとする意識がシーズン当初よりも高いのではないかと思った。先制点後はテンポを下げセイフティファーストにして、終了間際はコーナーフラッグへのロングキックやファールをもらうキープなどで時計を進ませるといった時間帯を意識したゲーム運びも安定してきた。 鳥栖は攻めの人数が少なかったので、トーレスや金崎が

ここ5試合で4勝1分けの名古屋の好調の要因を紐解いてみた。

ここ5試合で4勝1分・・・好調すぎる!!次節の鳥栖戦はジョーが出場停止なので不安がよぎります・・・それを吹き飛ばすためにも好調要因を紐解いてみました。DAZN観戦した感想と football-lab のスタッツを中心に考察しています。 対象とした直近5試合の結果(それぞれ過去の記事にジャンプします。)   名古屋0-0広島   名古屋2-1仙台   名古屋3-2G大阪   名古屋4-2鹿島   名古屋2-1横浜FM 攻撃好調の要因 相変わらず、シュートはそれほど多くないですがジョーの決定率がものすごいので、得点できているのは皆さんお感じのところと思います。そもそも名古屋はロングシュートが少な目なため、シュートが少ない傾向があります。宇宙計画のように吹かしたロングシュートをほとんど見ませんよね? あと最近の傾向としては、ジョーを狙ったロビングやサイドの裏を狙ったロングパスが増えています。また、名古屋が元から持っているアタッキングサイドのバランスの良さは維持されています。DAZNの中継の最後のほうに出てくるアタッキングサイドは常に左右中央3割程度で、常に均等に攻撃していることがわかります。 この相手に的を絞らせない攻撃があるからこそ、ジョーにラストパスが供給され得点できていると思います。であれば、ジョーがいなくても、的を絞らせない多彩な攻撃を持続することで、十分ゴールできると思います。鳥栖は4バックなので、2シャドー(前田、玉田)と偽9番(シャビエル)で3トップ気味にして、裏取りとポストプレーを常に狙うような攻撃を見てみたい気もします。 守備好調の要因 守備については、少し数字を。football-labのデータを基に、5試合の勝敗、ボール支配率、および、対戦相手との走行距離の差、クリア数の差、インターセプト数の差、タックル数の差を計算しました。 最近はショートパスにこだわってポゼッションで押し込むことにこだわっていないので、支配率はそれほど高くありません。そのため、クリア数も相手より多く、今まで名古屋に持っていたイメージとは明らかに異なることがわかります。そもそも、これまでの失点も崩されて失点していることはほとんどなく、不用意なボールロストからの失点や、それがらみのFKによる失点が多かったの

プレビュー 鳥栖 vs 名古屋

まずは、次節対戦する鳥栖の前節(vs川崎)のダイジェストから。 〈見どころ〉 両チームとも前節のスタメンを前提としています。 鳥栖は4-4のブロックを作って引いて守ってくる。川崎相手に27本のシュートを打たれ、押し込まれていても、バランスを崩さず粘り強く守備をしていた。わかりやすい守備の穴も無かった。正直、引いて守られないような展開にしたい。ショートカウンターやセットプレーからの先制が重要になってくる。先制するまではプレスラインを高めに設定して、お互いに攻め合うオープンな展開のほうが攻めやすいと思われる。 鳥栖のカウンターは、あまり脅威ではなかった。川崎のボールロスト時の守備が良かったこともあったが、トーレスと金崎が孤立しているため、頑張ってキープしても効果的な速攻には繋がっていなかった。名古屋もこの展開に持ち込みたい。トーレスが競って落としを金崎が拾う展開を狙っていた。トーレスを中谷が見て、丸山がカバーするイメージか。二人へのボールの配給元(原川、高橋秀)へのチェックもしっかり付きたい。 ジョーの出場停止により、グラウンダーの地上戦を仕掛けるという意味では川崎と同じ展開になる可能性が高い。川崎は攻めの工夫としては、かなりうまくいっていたがシュートの精度が足りなかった。敵陣ポゼッションで川崎以上の崩しを名古屋に求めたいが、現実的にはある程度攻めさせてカウンターの方が可能性が高そうだ。 名古屋は60分ごろに疲れが見え始める試合が続いている。また、ボランチに体調が万全でない選手が多い。2列目に誰か汗かき役を入れて試合を安定させたい。名古屋には純粋な汗かき役タイプがいないので、和泉・菅原・児玉・相馬あたりに期待。 名古屋が引いて守る際に、取りどころが定まらず緩い守備になりがちなので、引いた場合にもしっかり寄せて、バックパスしたら戻るなど4-4の2ラインが1ラインにならないようにしたい。(この点は鳥栖を見習いたい) 残留争いの直接対決。ジョーの不在を入った選手の特徴で補って5連勝と行きましょう!!(もうそろそろシャビエルさん目立ってもいいですよ。)沢山点の取れる相手でもないので久々のクリーンシートにも期待です。 Jリーグを見るためにDAZN for docomo(980円/月)に加入されている方。300円追加するだけで、dTVが見れま

レビュー 横浜FM vs 名古屋

まずは、22節 横浜FM戦のダイジェストから。 4 - 名古屋はJ1では2013年7月~8月以来、5年ぶりの4連勝を記録した(当時は5連勝)。夏風。 pic.twitter.com/TqwAhRj9vw — OptaJiro (@OptaJiro) 2018年8月15日 内容的には、どちらが勝ってもおかしくない試合で、前節の鹿島戦に続き決定力の差で勝つことができました。この1勝は残留に向けてデカい、デカすぎる。 〈雑感(良いところ)〉 名古屋は前半、勝つための大人のサッカーをしていた。先制点後はリトリートしてカウンターを狙う危なげない試合運びであった。横浜FMはサイドからのクロスを狙っていたが、ウーゴヴィエイラ以外にターゲットがおらず怖さが無かった事も幸いした。 後半、横浜FMに追いつかれたあと、和泉・相馬を投入することでチームをもう一度活性化する事が出来た。両選手は仕掛ける意識が高く、横浜FMの流れを名古屋に引き戻した。ジョーのゴールにつながった相馬のクロスは、タッチライン際のサイドをえぐってから、速く精度があり、ファーへという点で難易度の高いものであった。相馬は鬼プレスもチームを助けた。和泉と共にフィジカルに秀でるので安心して見られる選手だと思った。 ジョーが2得点。1点目はDFを背負って反転する技術と股抜きシュート、2点目はDFの栗原の高さを無効にするポジショニングとコントロールされたヘディングの技術があり、簡単なゴールでは無かった。 この試合も丸山は良いところでシュートブロックをしており、集中力の高さを感じた。 ネット・玉田が何回かインターセプトを見せており、守備時のポジショニングのセンスを感じた。 〈雑感(今後に期待)〉 横浜は左側から(名古屋の右側から)、天野と山中を中心に攻撃していた。自陣右側でボール奪取後にプレスの網を抜けれずボールロストする場合が多かった。ここでプレスをかいくぐる事ができれば、ボール保持率も上がったと思う。前田と玉田がポジションチェンジをしてビルドアップを建て直すつもりだと思うが、それほど上手くいかなかった。しかし、プレスを抜けた時は決定機になった。つまり、ゴールと金井のフリーのシュートの時は、名古屋の右サイドから左サイドへ流してのカウンターだった。この回数を増やしたかった。山中には、

レビュー 21節 名古屋 vs 鹿島

名古屋4-2鹿島で3連勝を飾りました。 まずは、ダイジェストから。 <雑感> 名古屋と鹿島の勝敗を分けたのは、2点。崩し切ってからシュートを打っている事、シュートが上手い事であった。 この試合も前田様のおかげで勝たせていただいた。全4得点に絡み、走行距離1位、スプリント1位、終盤まで守備意識高く、バーを叩くシュートもあった。日本の特産品である、テクニック・スピードのあるアタッカーとしてドイツ辺りに引き抜かれないか心配でならなくなってきた。 試合の終わらせ方は、この試合も安定していた。うまくファールを誘ったり(シャビエル、相馬)、ロングボールをコーナー方向に蹴ったり、要所でプレスをかけたり。相馬、初出場、初アシストおめでとう。 両CBは役割が明確になってきた感がある。中谷は前に強くインターセプトを狙い、丸山がライン統率とカバーリングを行うという良いバランスになっていると思った。 シュートを打たれすぎだった。不用意なボールロストからフィニッシュまで持っていかれる場面が多かった。 ビルドアップ時に両ボランチの位置が低すぎて、後ろに重いためにポゼッションしながら敵陣まで進むことができなかった。バイタルエリアに人が居なすぎて、パスの出しどころが無かった。それもあり、ネットのところがボールの取り所として狙われていた。 ビルドアップがうまくいっていない事を選手交代で解決しようとしているが、ピッチ内で解決したい。前節は和泉を入れる事で、今節は八反田を入れる事で対策を打っていた。今節は、小林、ネットが交互に下がり、金井が偽SB的にボランチに入る事で工夫はしていたが・・・ 2試合連続で不幸なPKを頂いている。名古屋の出来る事は、エリア内で飛び込まないといけないような後手に回るシーンを減らす事である。元を辿ると不用意なボールロストから始まっているので、その点の修正を期待したい。 PKは西の仕掛ける姿勢は素晴らしいが、西本人ももらった後にキョトンとしていた。本当にもらいに行ってたらガッツポーズの一つも出るはずだが、それも無かったので鹿島にとってはラッキーなPKだった。 PKを文章化するとこんな感じ。西はドリブルが大きくなりすぎ、追いつけないことがわかっている。金井はドリブルのスピードに合わせてボールに向かってスライディングしたが、もうそこにはボールはない。勢

プレビュー 21節 名古屋vs鹿島

まずは、次節対戦する鹿島の前節(vs清水)のダイジェストから。 前節の鹿島は、終始硬直した90分の終了間際にセットプレーで1点をあげて勝ち切りました。ターンオーバーでスタメンを変更しており、週2回6連戦の最終戦であったことも考えると鹿島にとって価値ある1勝です。伝統の勝負強さが戻ってきている気がして、難敵だなぁと感じさせられました。 〈見どころ〉 両チームとも前節のスタメンを前提としています。 鹿島の攻撃は両SBが戦略の重要な役割を示していると感じました。安西・西の両SB共に、攻撃のバリエーションが豊富で、縦へのドリブル、中央へのドリブル、クロス、SHら数人と連携した崩し、フィニッシュに顔を出すなどが見られました。 安西は抜き切る前のクロスやストレート系のボールなど、クロスの種類に工夫がありました。 西は、中央へのカットインやショートパスでの組み立てで攻撃を主導していました。内田を選手交代で投入する際も、西はSHに上げて残されていたので、戦略的に重要視されていることが伺えます。 この試合では、ゴールに結びつくことはなかったですが、名古屋は注意すべきところだと感じました。4ー3ー3にする、SHに守備意識の高い選手を配するなど、SBをケアしやすい布陣が良いと思います。 守備はCBが変わっているにもかかわらず、それほど不安な点は見受けられませんでした。ボランチがCBの間に下がるビルドアップをしている時に、前が空いているとCBがドリブルで持ち上がる時があったので、前田やシャビエルにはその裏をついてもらいたいです。 鹿島はセットプレーとショートカウンターが強いので注意です。名古屋はセットプレーのクリアが以前に比べ大きくなっているような気がします。鹿島戦でもしっかり繋げる時と一度切る時とメリハリをつけて行きたいです。鹿島は鈴木を中心にハイプレスをかけるタイミングがありました。名古屋は的を絞らせないビルドアップの工夫をして、ショートカウンターを阻止していきたいです。 ゴールキックは低めのボールでSBに当てる回数が多い気がしました。ワザとSBを空けておいて鬼プレスに行くなど工夫次第ではボールの取り所になるのではと感じました。 名古屋は悪い時間には、ショートパスの間に1人飛ばしのミドルパスが入らず、また、受ける動きが少ないためにプレスの網にかかる傾向

レビュー 20節 ガンバvs名古屋

まずは、20節 ガンバ戦のダイジェストから。 156 - 名古屋は今季2度目の連勝を記録。ホームでは第2節の磐田戦以来、156日ぶりに勝利を挙げた。おどろまい。 #JZN — OptaJiro (@OptaJiro) 2018年8月5日 逆天王山、2点差を逆転、2連勝はデラでかい! 後半、プレスラインを上げて“あえて”早めにオープンなカウンターの打ち合いをするような展開にすることで、3点を入れて逆転することができた。カウンターを仕掛ける選手とCBの力関係で名古屋に分があった。 今節のプレビュー記事はこちら。 〈雑感(良いところ)〉 秋山は攻撃面ではドリブルでロストが多いなど課題もあったが、 ネガトラ での鬼プレスでボールを回収しリズムを作った。 小林は中盤の潰し役として、最後までプレスをかけていた。サイドチェンジのロングパスも効いていた。 玉田は、高いキープ能力で後ろの方で組み立てに参加しつつ、最前線まで飛び出すというタスクをあたえられ、FWとしてではなくMFとして活躍している(昨年からですが)。守備での貢献度を更に高める事を期待したい。 安定した逃げ切り作戦ができていた。大きなクリア、選手交代、ファールを誘う、サイドにこもってコーナー貰うなど。 相手シュート数が少ないこともあり、ミッチ、両CBが慌てる場面が少なかったのは守備面の成長ということもできる(ガンバは前節も攻め手は少なかったが)。 前田はこの試合も走行距離No.1。効果的にサイドに流れて起点を作っていた。ポジションチェンジでMFに下がっている時間帯に攻め手を欠く傾向がある。ジョーがセンターに張って、前田が流れる、シャビエルは自由という役割分担が良さそう。もちろん、試合中にポジションを入れ替えたりして、その日に合った戦い方を模索する事は毎試合やってほしい。その意味では、この試合はそれがてきた試合だった。 3人の新加入DF陣は持ち味を前の試合よりも出せていた。金井選手はハーフスペースでビルドアップに参加したり、サイドをオーバーラップしたり攻撃面の引き出しの多さが好印象だった。 丸山選手はシュートブロックやロングフィードが良かった。ロングボールを蹴る選手が名古屋は少ないので、ショートパスの組み立てが多い時には、勤めてロングボールを出してほしい。左利きは丸山、

プレビュー 20節 ガンバ戦

まずは、次節対戦するガンバの前節(vs磐田)のダイジェストから。 〈見どころ〉 両チームとも前節のスタメンを前提としています。 ガンバはビルドアップに苦慮していた。ボランチを経由したビルドアップができず、藤本・倉田が下がってくるか、初瀬のロングボールか、というように選択肢が少なかった。よって、後半は遠藤を投入していた。初瀬をしっかりマークすることができるかが鍵になる。また、ハイプレスからのショートカウンターも効果的と思われる。 ガンバは、CBがワイドに開いてビルドアップする。名古屋は2トップをCB2枚に付けることで、さらにガンバのビルドアップを抑えることができるではないかと思った。 初瀬からファンウィジョへのダイアゴナルのロングボールには要注意。ウィジョがサイドに流れて起点を作ってくるので、金井(和泉)には好きにさせないようにタイトに行って欲しい。 ガンバは、宮本監督に変わってから守備意識を高めている。中盤の出足が早いと感じた。サイドに追い込んでから、ボールを奪取する意図が感じられた。名古屋はショートパスとミドルパスを織り交ぜたポゼッションでかわせるかが鍵となる。 名古屋は勝利した前節の戦いがベースになるだろう。4ー4ー2のミラーゲームなので、攻撃時は4ー3ー3に変えたり、流動的なポジションチェンジをしたりすることが攻撃をする上での鍵となりそう。 ガンバはクロスからの失点が多い。名古屋が得意のパターンではないが、金井や宮原からのクロスも”たまに”は期待したい。 ガンバはショートパスからの得点が多い。名古屋のDFは、練習からショートパスの崩しに慣れているだろうから、無失点に抑えられるのでは。 皆さんはどう思いますか?降格圏同士の対決なので絶対連勝してほしいですね。 Jリーグを見るためにDAZN for docomo(980円/月)に加入されている方。300円追加するだけで、dTVが見れますよ。 DAZN for docomo(980円/月) dTV(500円/月) DAZN for docomo+dTV(1280円/月) ↓応援お願いします にほんブログ村

レビュー 19節 仙台戦

まずは、19節 仙台戦のダイジェストから。このブログを始めた初戦が16試合ぶりの勝利!!うれしい。 今節のプレビュー記事はこちら。 〈雑感(良いところ)〉 ジョーと前田の位置が近く、ジョーのロングボールの落としを前田が納める場合が多かった。ジョーとシャビエルは下がってボールをもらいたがる傾向にあるなか、前田は前線に張って裏を取る役割をしてパスコースを確保していた。前田は、スプリント回数23回で両チームトップ、走行距離は12.3kmで名古屋トップと数字にも表れた。少ないタッチで、攻撃にリズムを与えていた。ネガティブトランジション時のプレスも効いていた。 DFは、中谷が声をかけている姿が多くみられ印象に残った。丸山・中谷の両CBは、中央からのカウンターは鋭い出足で抑えられていた。 ショートパスを数本つないだ後のミドルパスの選択が良く、ディフェンスの網にかかる回数が比較的少なかった。和泉・玉田・小林・シャビエル・前田はポジションチェンジを繰り返しながら的を絞らせなかった。前節に続き、和泉がビルドアップの中心にいた。SBでもボランチでも、高いキープ力を生かして安定したポゼッションに今後も貢献してくれそう(ネットと共に)。 ランゲラックとポストにも助けられた。特に、クロスが大外に送られた後の折り返し時に、素早いポジショニングが光っていた。 守備時のプレスラインも低めで、速攻が効果的に決まった。 仙台は名古屋がゴールキックからショートパスでビルドアップするところを狙ったプレスに来ていたので、潔くパントを蹴っていた。ジョーの動きが良かったのでしばらくはパントが良いと思う。 〈雑感(今後に期待)〉 この試合は終始、蜂須賀対策だった。仙台は3-5-2でWBをアイソレーションさせて、1対1を仕掛けてくる。この日は、中野を中心に左でビルドアップして、右サイドの蜂須賀にサイドチェンジして、蜂須賀はクロスを大外に上げて、中央に折り返したところを決めるという事を狙っていた。4-4-2の名古屋は、ビルドアップ時は名古屋から見た右に4バックを寄せるので金井がセンターに絞ってくる、サイドチェンジされた後をだれが見るのか(金井?和泉?玉田?)がはっきりせず、効果的なサイド攻撃を受ける。対策のため4-3-3にして、サイドに張ったFWに注意を向けさせることで牽制し

プレビュー 19節 仙台戦

まずは、次節対戦する仙台の前節(vsセレッソ)のダイジェストから。 〈見どころ〉 両チームとも前節のスタメンを前提としています。 仙台は、クロスやセットプレーからの得点が多い。名古屋のディフェンス陣はしっかり跳ね返せるか?蜂須賀選手に簡単にクロスを上げさせないように、櫛引選手に期待です。また、両CBが8得点の西村選手を好きにさせないことも重要。 新加入選手はフィットしてくる?前節、名古屋は丸山・中谷・ネット・前田直、仙台は矢島が新加入選手として出場。 名古屋も仙台もボール支配率の高いチームである。しかし、前節仙台は、通常ボール支配率の低いセレッソに対して、ポゼッションで下回った。ダイジェストを見る限り、効果的な攻撃もカウンターからである。中断期間中にゲームモデルを変えてきた? 仙台はショートパスからの失点が多い。名古屋は長所を生かせるか? 名古屋はショートパス主体だろうから、相手の思惑にハマらないように、立ち上がり10分ぐらいだけジョーにロングボール当てるような展開にして、セットプレーで1点取って、そのあとゆっくり自陣ポゼッション、食いついたところをショートカウンターで2点目・・・みたいな展開を期待します(祈)。 Jリーグを見るためにDAZN for docomo(980円/月)に加入されている方。300円追加するだけで、dTVが見れますよ。 DAZN for docomo(980円/月) dTV(500円/月) DAZN for docomo+dTV(1280円/月) ↓応援お願いします にほんブログ村

17節広島戦と後半戦への期待 

実は、ワールドカップ中はDAZNを解約しており、広島戦見ておりません・・・再契約は8月に入ってからと思っていました。中断期間中に加入した、ネット、中谷、丸山、前田直がそろって先発しました。連携はまだまだという事ですが、首位相手にクリーンシートという事で、これからに期待です。 5 - 名古屋が無失点で試合を終えるのは、第12節のC大阪戦以来5試合ぶりのこと。直近4試合では計10失点を喫していた。きっかけ? pic.twitter.com/yd4tyObYzO — OptaJiro (@OptaJiro) 2018年7月22日 17節広島戦のダイジェストはこちら。 また、守備のユーティリティープレーヤーの金井選手が加入しました。 本日からチームに合流した #金井貢史 選手⚽️ アカデミーから育ったクラブを離れるという大きな決断を下した彼の熱い想いに迫りました🔥 #INSIDEGRAMPUS 金井選手インタビュー「必要とされている場所で」▶️ https://t.co/2pPylpU2su #grampus pic.twitter.com/RxEXmzsFUA — 名古屋グランパス 公式 (@nge_official) 2018年7月26日 新加入選手を含めた今後の戦いについて 名古屋は、17節終了時点で1試合平均、得点0.9 /失点1.9という状態です。守備的な選手を4人取ったわけですが、守備組織の構築はどうなるのでしょうか?カウンターを受けやすいのが気になっています。 これまで名古屋は攻撃時に、CBの間にボランチ(コバユー)が下りて3バックにして、SBを前に押し出すビルドアップを多用していました。この時、カウンターでサイド攻撃を受けて、CBがサイドに釣り出され、中央で高さのミスマッチが起こる場合が多かった気がします。 ネットは、ボール奪取能力が高いのでCBの間に下がらず、バイタルを埋めることで安定をもたらしてくれるのではないかと思います。ビルドアップは、ワールドカップ中に長谷部や柴崎がやっていたようにCBとSBのハーフスペースに降りてきたほうが、前述のミスマッチが起こらず良いのではないかと思います。この役目としてアーリアやコバユーに期待です。 また、和泉がSBに戻っていますが、これも偽サイドバックとしてボラン

グランパスの応援ブログ始めます

2017年 グランパスはJ2に降格してしまいました。私は名古屋在住ではなく、ゆるいファンです。ほとんどスタジアムには足を運んでません。(ちなみに、Jリーグ創成期のお荷物球団のころから応援しており、1996天皇杯、2000天皇杯、2010Jリーグ、それぞれ優勝の瞬間には、それぞれ生観戦していることが自慢です。) しかし、J2降格によって何故か逆に興味がわいてしまって、人生で初めて1シーズン全試合(42試合+プレーオフ2試合)をDAZNですが、観戦しました。プレーオフ最終戦の福岡戦は、豊スタで観戦してJ1復帰を見届けました。 風間監督のサッカー 風間監督に代わってから、ショートパスを多用してポゼッションするスタイルになっていることも、42試合見続けた原因です。クロスやサイドチェンジのロングパスが少ないために、J2でも守備の的を絞られやすく、苦労していました。しかし、これがJ1に上がってから生きるものだと思っていました。そして、柏やセレッソのようにJ1に返り咲いて即、好成績を修めるのではと期待していました・・・ 2018年7月28日時点で断トツの最下位 J1返り咲きの期待とは裏腹に我がグランパスは断トツの最下位・・・・。折り返しの17節が終わった時点での勝ち点10の名古屋と下位との差は以下の通りです。 17位 鳥栖 勝ち点差4(得失点差ー10) 16位 ガンバ 勝ち点差5(得失点差ー8) 15位 長崎 勝ち点差10(得失点差ー12) 自動残留の決まる15位を目指すと勝ち点10をひっくり返す必要があります。経験的に勝ち点1づつしか縮まらないと言われているので、10試合必要という事になります。まだ、17試合あるので何とかなる可能性はあります。また、近年の自動残留圏(15位)の勝ち点は以下の通りでした。 2017年 勝ち点33 2016年 勝ち点30 2015年 勝ち点34 勝ち点33を目指すとなると17試合中11試合に勝たなければなりません・・・・。となると暗くなってきますが、だからこそ応援ブログを立ち上げたいと思いました! ロシアワールドカップも終わって 今回のワールドカップは、戦術・戦略的に勝るチームが勝つ傾向(メキシコvsドイツなど)があり、ポゼッション率の高い(もしくは、ポゼッション以外の戦略が