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私的サッカー用語集

グランパス君

正しい意味か分かりませんが、ブログ内で使っているサッカー用語の説明です。訂正あればお願いします。

偽サイドバック

(追記2018/10/7)
攻撃のビルドアップ時にサイドバックが、ボランチの位置に入ること。サリーダ・ラボルピアーナのメカニズムでボランチがCBの間に入った時に、ボランチの位置でSBがボールを受ける。この時、SHやウイングがサイドライン際で幅を取りパスコースを作る。SBは、ボランチの位置からハーフスペースを駆け上がり(インナーラップ)、そのSHからリターンパスをもらう・・・などの攻撃につなげることが出来る。ネガティブトランジションでは、中央に絞っているためにカウンターを受けにくくなる。

サリーダ・ラボルピアーナ

(追記2018/10/2)
4バックにおける攻撃のビルドアップおいて、CBの間にボランチが下がって、SBを前に押し上げるメカニズム。2トップの相手に対し2CB+1ボランチの3人で数的優位を保つことでビルドアップを安定させる。2017年は、小林がCBの間に下りる形が強直化しており、効果的ではない場合もあった。一方、2018年W杯中断後は、ネットが主にCB間に下りる役割をしているが、小林が下りる場合や、CBとSBの間に下りる場合や、下りない場合を織り交ぜてビルドアップすることで柔軟性が出ている。また、玉田と小林がそれぞれハーフスペースに入り、相手の第1プレッシャーラインを通過する受け手として機能している。そのため、ビルドアップ時のボールロストが減っている一因になっている。

パッキング・レート

(追記18/09/29)

パスやドリブルで相手選手を何人通過することが出来たかという指標。同じく、相手DFを何人通過したかという指標はIMPECTという。footbllistaのコラムで紹介されていた。勝敗との相関係数の高い指標だそうだ。

サッカーが陣取りゲームである以上、もっとも本質を突いた指標だと思った。さらに言うと、敵陣に押し込んでポゼッションしても、相手選手を通過出来なければ、陣地を取ったことにならないことにも気づかされた。重要なのは、ボールの前に何人相手選手がいるかで、0人であればそれはゴールを意味する。”ポゼッション”や”縦に速い攻撃”や”ハイラインハイプレス”などのゲームモデルは手段であり、目的はパッキング・レートと言っても過言ではなく、上位のゲームモデルとなる新たな指標だと思った。

パッキング・レートが最も高いプレー(=勝利に直結するプレー)は、GKからのロングボールをCFが裏抜けして受けるプレーといえる。最新トレンドでもGKのフィード能力への要求は高まっているが、FWは裏抜けして受けるプレーの成功率で評価される時代が来るかもしれない。それこそ、クォーターバックとワイドレシーバーのようにサッカーのアメフト化が起こるかもしれない。私は、ショートパスの繋がるサッカーの方が見ていて楽しいが・・・

ポジショナルプレー

(追記18/09/29)
よく使われている用語だが、私は正直よくわかっていません。例を挙げると「SBとCBの間にボランチが下りてきてボールを受け、守備に来た敵インサイドハーフが明けたスペースに味方SHが入ってパスを受け、それに食い付いた敵CBの裏のスペースにスルーパスを出す・・・」といった、数的優位とポジション優位を作りながらの有機的に連鎖したプレーのことでしょうか?
(追記18/12/12)
どうも、上の説明は「違いそう」 or「不十分」 です。ポジションを守ってプレーすることの意味があるようです。例えば、大外レーンにいるWBは、シャドーとレーンを入れ変わらないなど。各レーンに人がいなくなるのを嫌がり、ポジションチェンジを使わないことを優先するようです。

アイソレーション

WBなどをサイドに張らせて、1対1を仕掛ける戦法。強力なサイドアタッカーがいると効果的。

ダイアゴナル

斜めって意味。ダイアゴナルパスは、横パスよりも効果的で、縦パスよりも通りやすい。横パスはカットされると速攻を受けるし、縦パスは守備側がボールと敵を同時に見ることができるので守りやすい。

ハーフスペース

サッカーコートを攻撃方向と並行に5分割した2番目と4番目の場所。このポジションに選手を配置することで、サイドと中央にダイアゴナルなパスを送ることができる。違うレーンにいると守りにくくなる。ボールと敵を同じ視野に見にくくなるので。

トランジション

攻守の切り替え。ネガティブトランジション(ネガトラ)は攻→守。ポジティブトランジション(ポジトラ)は守→攻。組織的攻撃→ネガトラ→組織的守備→ポジトラ→組織的攻撃・・・と4つのフェーズがぐるぐる入れ替わるという考え方が浸透してきている。



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