スキップしてメイン コンテンツに移動

プレビュー)FC東京 vs 名古屋~久保建英deバージョンアップ~

3節ですが、1位 vs 2位対決のFC東京ー名古屋戦。TMで3-9で負けたときは、こんな順位で対戦するとは思ってもいませんでしたw

名古屋が4-4-2なので、FC東京vs川崎戦と鳥栖戦を見てプレビューを書きたいと思います。

まずは、次節対戦するFC東京の前節(vs鳥栖)のダイジェストから。



〈見どころ〉両チームとも前節のスタメンを前提としています。

  • 名古屋は、①ハイライン、②コンパクト、③ボール刈り取り力、④ネガトラ時の前線守備の連動性、⑤DF陣の裏抜け対応の走力、⑥ボール保持による守備機会の削減、⑦殴り合いに勝つ得点力、⑧ボールロストしない安定したビルドアップ⑨選手交代でのギアチェンジ…といった、風間体制3年間で継続してきたものがやっとバランスが取れてきたため、勝ち点につながった印象です。(この瞬間が永遠であればいいのに・・・)好調の維持に期待です。
  • 前節のG大阪に続き、縦に速い攻撃が持ち味のFC東京。永井が負傷により途中交代したので、田川が先発の可能性もあります。しかし、その田川もジャエルに途中交代させられていました。ジャエルについては詳しく知らないのですが、入団当初のジョーの様な体型(!)で、ポストプレーやパワーで勝負するタイプに見えます。どちらにしろ、ハイラインの名古屋DFにとっては少しやりやすくなるのでは?という感じです。
  • 今年のFC東京は、久保建英が騒がれているように、遅攻でも攻めることが出来るチームにバージョンアップされています。その場合は、SHの東と久保が片側サイドに集まり、さらに高萩がサイドにポジションを取ったりしながら組み立て、走力のある両SB(室屋、小川)も使いつつ崩してきます。(名古屋とも似た雰囲気)
  • その反面、名古屋のポジトラ時にはポジションバランスが崩れている可能性があるので、攻め残りしているシャビエルにサイドチェンジのボールが入ったりすると決定機を創出できるのではないかと思います。
  • あと久保は、試合から消える時間があるのに対し、東は頑張れるゲームメイカーとして好調を維持しているので、東の方が結構嫌な印象受けました。
  • 一方、FC東京の守備は今年も堅い組織を構築しています。川崎戦では、ミドルサードにコンパクトな4-4-2のブロックを作り、焦れることなく、忠実な守備を継続していました。(あれは嫌だわ。)どのゾーンにボールがあってもコンパクトさは変わらないです。ボール奪取後のカウンターも鋭く、川崎に対し五分五分以上の戦いをしてドローになっています。正直、ガンバ戦にくらべ決定機の数は減ると思われるので、少ないチャンスを決めていきたいです。
  • 攻撃のきっかけとして使いたい場面として、GKからショートパスでビルドアップする時のFC東京のオールコートプレスがあります。GK(ランゲラック)のボールを受けるため、2CB(丸山祐市、中谷進之介)が開くと2トップ(オリベイラ、永井)はそれぞれCBのマークについていきます。アンカー(シミッチ)が下りてくると、そこには敵CHの橋本拳人がプレスをかけてきます。
  • この橋本を釣り出した場面で、シミッチが質で外すか、もう一人のCHである高萩の脇に、名古屋SHが絞って、ランゲラックからのパスを受ければ、ブロックが揃う前に攻撃が出来そうだなと思っています。その点では、ランゲラックのディストリビューションに期待です。(名古屋、戦術的な最後のピース?)

裏取りレベルはFC東京>G大阪なので、徐々に学習レベルを上げて、どんなチーム(てか、前田大然、鈴木武蔵などなど・・・)にも対応できる守備組織になったらいいなと思います。


トップページのブックマーク
ツイッターフォローをお願いします。

↓応援お願いします
↓クリックしていただけると、他のグラブログが見れます。
にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスへ
にほんブログ村

コメント

このブログの人気の投稿

2024名古屋グランパス 編成の妄想

2024.1.14新体制始動ということで、今年のスカッドについて好きなように妄想を書けるのは今だけなので、久しぶりにブログを更新したいと思います。 今年の編成の感想 今年のスカッドを見て、違和感を感じた。その違和感の正体は、3か4か分からないこと。 以下にミルクボーイ調で4バックなのか3バックなのか考えてみた。 監督が昨年やり方を踏襲すると言っている。3バックで決まり。 フィジカルに長けた上下動できて守備も信頼できる名古屋風WB(相馬、森下、豊)が1人もいない。なら3バックちゃうか。 右SB適任者が、再レンタルも想定される成瀬しかいない。やっぱり3バック。 ただ、獲得したサイド選手(山中、小野、成瀬、山中)はみんなWB未知数。ほな3バックじゃ無いか。 3バック維持するとしても丸山、藤井、中谷の移籍で作り直しは必至。ほな3バックじゃなくてもよいか。 1枚目2枚目過多でDF枚数を減らしたい。ほな3バックじゃ無くてもよいか。 去年、後ろに重たかった。ほな3バックじゃない方がいいか。 福岡、日本代表など4と3を併用するクラブが出てきた。 新体制発表会、長谷川監督「3も4も様子を見ながらやっていきます。」4バックやるって言ってるやんけ! とミルクボーイ調もかなり崩れているが、4バックをやるっぽい。てか、やって欲しい。 どうも、 フォーメーションをシーズン・時間帯を通して使い分けると考えて間違いなさそうだ。 ちなみに4231に当てはめてみたのがこちら。我ながらまんざらでもない。理由は、 エルボーバック(SBの片側を上げ、逆側にCBのできるSBを置く)の4231をベース に妄想しているからだ。 左上がりエルボーバック もう少しエルボーバックを掘り下げよう。一例として、左SBを上げ気味にしたエルボーバック4231を示す。右SBに野上が入ることで、 試合中に3バックにも可変できる というわけだ。 この場合、久保と山中で幅を取り、左WGの森島を内側に絞らせることで、森島、山岸をSTとする3421的にも振舞える。森島がいい感じにライン間で仕事をしたり、下りてきたりが可能になる。この形は森島が活きる。ちょっと守備の怖い(失礼)、トージロー君を前目に残せて活きる。上下動の運動量に不安のある(失礼)、山中の負担も減り活きる。 昨シーズンは後ろに重たいことが課題 としてつきまとった。試合序盤など

鹿島 vs 名古屋~平常運転で新エース始動~

名古屋(H)1-0鹿島(A)/豊田スタジアム/2023.8.13 得点者(名):野上結貴 まずは、23節 鹿島戦のダイジェストから。0秒でスタメン出ます。 サマーブレイク後、優勝に向け、まずは守備の引き締めから・・・ってな監督からの指導が入ったのか、入っていないのか、いや入っているにちがいない、 公式戦3試合連続のクリーンシートで勝利を飾った鹿島戦 。 試合経過に沿ってレビューしたあと、森島司についても少し書いていきます。 開始から飲水前はセットプレーべた引きから 鹿島戦の名古屋の守備の何が硬いって、 セットプレーからは絶対やらせないマンと化した名古屋 でしたね。 そらそうしますよ、なんせ今季鹿島の得点は、 セットプレーとクロスから20点、優磨と関川と植田で14点 。これは完全な想像なんですが、横からのハイボールに顔面ド迫力ヘディングで決めたに違いない。怖い怖い。 クロスからのヘディングゴールの復権を狙っている鹿島の好きにはさせられないと、“現代サッカーの雄”名古屋も対抗します。「ヘディングでゴールさせなければ勝てるやろ」と言わんばかりに、開始15分までの自陣CKやFKのセットプレー時は、FP10人で守る人海戦術に出ます。「普通は1~3人カウンター要員を攻め残りさせると思うんですけど・・・」試合開始から健太監督の強い意志を感じずにはいれない、終盤の様な序盤です。 案の定、セカンドボールは鹿島のもの。そして、飲水まではシュート数も3-7で鹿島ペースですorz・・・とはいえ、鹿島はブロックを広げる意図の濃い戦略ミドルシュートが多く、ユンカーのヘディングなど名古屋も鋭いカウンターを差し込みつつだったので、決定機的には五分の印象の序盤戦でした。 森下を中継点としたサイドチェンジ 29、32、36、39分と 森下を目がけたサイドチェンジを起点に攻撃します。 前節の森下のゴールもそうでしたが、WBを起点にインナーラップ→低いクロス→フィニッシュという再現性のある攻撃で、36分の野上の先制ゴールを当然のごとく獲得しました。すばらしい。 一方の鹿島の攻めはというと、先ほど横からのハイボールのヘディングが怖いと言いましたが、基本的にビルドアップのバリエーションが多く、どこからでも攻め込める強敵でした。 遅攻になると3-1-6 的な形で、ピトゥカが下りて、両SBが上がり、SHが絞ると

レビュー)名古屋vsC大阪~「何で仙頭は最初に交代させられちゃうんですか?(小2男子)」~

名古屋(H)1-0C大阪(A)/豊田スタジアム/2022.5.14 得点者(名):仙頭啓矢 やっと勝ちましたね!3分3敗後の7試合ぶりの勝利! ここ4試合は先制しているので、これだけ勝てないのは呪われているとしか言いようがない。「大津の2分で2点」の呪い、「ウタカの普通は入らないヘディングシュート」の呪い、「あんなのでVAR介入してたらゴール入らないよ」の呪い、きっと今日勝利できたのは、あなたのお祓いや滝行のおかげだと思います。その前も、鹿島、FC東京の上位に引き分けなので、ずっと調子はそんなに悪くないんですよね。 やっぱり、「ゲームマネジメントが石橋のマッシモと比べるとなー」、みたいなところも気になると思います。その意味では、この試合はマネジメントがハマった試合になったので、そんなこんなをレビューします。 スタメン・試合内容の確認はこちらから↓0秒でスタメン出ます。 仙頭過負荷の可変守備 名古屋はアタッキングサードとディフェンシブサードでは352ベースの陣形で守備をして、 ミドルサードでは仙頭が少し前に出て3421気味に守備 をする形でした。前節のマリノス戦と同様ですね。ミドルサードのボールを狩りたいところだけ、仙頭を前に出し左右非対称の守備で敵ビルドアップ隊に前線3人でプレスする意図ですね。 ミドルサードでの3421化により守備のマッチアップが、右SB松田は左IH仙頭、左SB山中は右WB森下、右SH毎熊は左WB相馬、左SHパトリッキは右HV中谷と固定されることで、出足の早い守備が期待できます。 中谷がアウトサイドまで迎撃しても、中央には高さのある藤井と丸山が残ること、稲垣を脇に置いておくことで中央のレオシルバおじさんがあまり動かなくて良いこと、ディフェンスラインまで降りた際に相馬の方が森下よりも守備に長けること、今攻撃で一番輝いている森下を前に残せることなど、合理的な配置に見えました。 この役割だと相馬よりもマリノス戦同様に吉田の方がよいと思われますが、勝てば自力予選通過がかかるルヴァンが水曜日にありますので、そちらで吉田を先発させる意図もあるのではないかと推測します。 この ミドルサード3421化で一番負荷がかかるのは、仙頭です。 だから、2試合連続で仙頭が最初の交代になってるんですね。そこらへんはセレッソもわかっていて、SB松田を仙頭の裏まで上げ、CBヨニッ

レビュー:名古屋vs京都 ~ユンカーのヘディング嫌い~

名古屋(H)1-0京都(A)/豊田スタジアム/2023.2.25 得点者(名):永井謙佑 お久しぶりです。ブログ書くたびに、お久しぶりっていってますが・・・思えば、前回は 2022のシーズンレビュー だったんで、5か月ぶりです!! 新シーズンになっても相変わらず、試合内容が渋い・・・監督は、シーズン初戦の横浜FC戦後にも、しっかりビルドアップする意識はある的な発言をしているけれども、正直2戦目の”ホーム”京都戦も何が変わったのか、素人にはわからないレベル・・・ とはいえ、 祝!450勝! まずはこれを祝わなければですね! 鹿島、横浜FM、浦和に次ぐ史上4クラブ目の快挙 です。守備的だの、保持率が低いだの、うだうだ言っているのが贅沢に思える、450勝4番目の甘美な響き(恍惚) さらに、 開幕2連勝 、 昨シーズンからの連勝を4に伸ばし 絶好調です!まー、4連続1点差ですけどね!!今年は平均得点1.2、平均失点0.9、得失点差10ぐらいを目指してACLを狙うのがいいと思っているので、これ以上ないスタートです。 それではぼちぼち、試合のレビュースタートです。 基本情報 両チームのスタメンは以下の通り。 名古屋は初戦体調不良だった米本拓司が入り、現状ベスメンと思われる。 ⚽️スターティング11⚽️ 🏆明治安田生命 #J1 第2節 🆚 #京都サンガ 🏟豊田スタジアム 🕓16:00 KICK OFF ▶️ https://t.co/Gj8gMlBzOd No.6 #米本拓司 選手 #grampus 復帰後初スタメン #さあ行こうぜ名古屋 🔥 pic.twitter.com/m4VE4jYYUB — 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) February 25, 2023   京都は、初戦の鹿島戦から5人変え、433から343に。ミラーゲームにして、「前線からハイプレスかけて強度でまさるぜ!キョウトだけに」という意図と、逆に名古屋がハイプレスできても「一美とパトリックで、ひっくり返すぜ!」という意図が見え見えの布陣に。 【第2節vs名古屋】 🟣本日のスターティングメンバ―発表🟣 あなたのDAZN加入と視聴でクラブが強くなる🔥 今日もともに戦おう! https://t.co/HD5FVCQcNr #京都サンガF