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フィッカデンティ監督への期待

契約更新( ゚Д゚)

フィッカデンティ監督との契約が更新されました。
心づもりは出来ていたとはいえ、前任者のサッカーに魅了されていたので、ちょっとサプライズ人事に期待していた面もあり、正直残念。

風間サッカーおよび名古屋のスカッドは魅力的な反面、リスクテイクしすぎていて、わかりやすい穴がありました。

その穴をフィッカデンティ監督の戦術および大森SDの補強が上手く補ってくれるはず・・・じゃないと意味がない。「やらなきゃ意味ないよ」(これ18年か!)

ってことで、埋めてくれるはずの3つの『穴』という切り口で2019の振り返りがてら、綴っていきます。

  • 穴① 前線の守備力
  • 穴② CHの機動力
  • 穴③ しとめる

3つの穴は相互に関係していて、シーズン通してこの穴に対する対策も今シーズン見て取れました。そして、残課題として残っています。ここを克服して「来シーズンはACLだ!」。(来年は宣言しないのかな?)


穴① 前線の守備力

ここでの前線とは、FWとSHを含めた4人とします。

攻撃面で、ジョーとシャビエルを使いたい(さらにはCHにネットも・・・)。けれども、併用すると前からのパスコースの限定やプレスがかからない・・・そこで編み出されたのが開幕当初の守備時4-2-4です。詳しくは、フットボリスタの記事を参照してください↓。

https://www.footballista.jp/column/62860


前プレ要員を4人並べたこの戦術では、ジョーやシャビエルの守備のアラが見えませんでした(遠い記憶では)。この戦術は、即時奪回が前提であり、即時奪回が出来なくなるにつれて機能しなくなっていきました。つまり、インテンシティの低下と研究されることによって、機能しなくなりました。面白いけど、持続的にシーズン通してできる戦術ではありませんでした。(⇒穴②に続く。)ダニルソンがいれば、できたかもしれんが。

続いて、アーリアのセカンドトップ起用です。これは、今年のヒット作!!ジョーの守備軽減のために奔走するアーリアは今年最も株を上げた選手の一人ではないでしょうか?スライドではなく、ジョーとクロスしながら守備をする姿をみて「斬新すぎる!」と驚嘆していました。この組み合わせはマッシモになっても重用され続けます。

話は逸れますが、中央でポイントを作るリンクマンとして攻撃でもアクセントになりました。ドリブル時もキック時もボールと重心が近い、常に股下にボールがあるのが特徴の選手です。なので、ボールを奪われにくい一方、ワンモーションで強いシュートが打てません。そのためFWとしては、相方が点を取ってくれないと、難しい組み合わせになります。(⇒穴③に続く。)

そして最終的には、併用は諦めシャビエルはサブに。さらに、前から規制が掛からないのでリトリートしてブロックを形成。というのが今シーズンの最終地点でした。4-2-4からはるばる遠くまで来たものです(涙)。

前線で守備力の期待できる、和泉竜司と長谷川アーリアが重用された今シーズン。ジョーやシャビエルの守備力が粗に見えない方法はあると思います。優勝した、横浜Fマリノスのマルコスや仲川やマテウスは、そもそも守備が上手なタイプではないと思いますが、戦術が選手を助け、粗にはなっていません。マッシモがどんな策を打ってくるのか期待です。

穴② CHの機動力

穴2つめはCHの機動力です。先ほど述べた4-2-4のためにもっと機動力が必要という話ではなく、保有選手が機動力の無い選手に偏っているという意味です。

「米本拓司がいるじゃない」という話ですが、年間通してあのプレースタイルで、かつ、トップフォームというのは正直無理があると思っています。怪我じゃない時も「疲れてるなー」って思う瞬間が多々でした。

シミッチは後ろから追いかけさせられると足の遅さが目立ってしまうので、アンカーポジションから動かない方(=意図的に動き回らない方)がメリットの出る選手です。(余談ですが、CB時にビジャに決められたゴールが思い出される・・・(遠い目))

ネットは、マッシモ体制では60分カラータイマー起用で、”むらっけ”が減っていましたが、あれもシーズン通してやる戦法ではありません。伊藤洋輝も機動力というよりは、キック力などのスケールの大きさが期待の選手です。唯一機動力を期待できた小林裕紀は移籍してしまいました・・・

マッシモが就任直後に3センターで始めたのも、広島の稲垣にオファーを出したのも、穴②に対する課題認識からだと思います。

穴①とのかけ合わせで、更に苦しくなっている事も否めません。機動力を求めて誰かをサブに回すのか、戦術で穴に見えない方法を模索するのか。マッシモがどんな策を打ってくるのか期待です。

穴③ しとめる

不確実性のスポーツなのでリスクを取ることは必要で、この”しとめる”が出来ていれば違う結果が待っていたはずです。早い話が、「最も上手いジョーやシャビエルがもっと点を取っていれば」って話です。

今年のスコアラーとして、印象に残る選手と言えば宮原和也でしょう。左サイドでゲームを作り、右サイド(バック)の宮原和也がクロスに飛び込むという戦術が確立されていた、稀有なチームになりました。

同様の戦術は、優勝した横浜Fマリノスでも見られます。マテウスや遠藤が左サイドからクロスを上げ、エリキが右サイドからダイアゴナルにニアサイドまで飛び込んできます。横浜の選手の特徴からすればエリキはCFに居るべき選手ですが、戦術上右サイドで起用される試合がありました。(ちなみに、エリキは右WGね。SBじゃないです。)

SBがヘディングの第1ターゲットという所に面白みがあったと思うんですが、普通はシャビエルのクロスへの入り方をやるべきですよね・・・最近のシャビエルは組み立て時には絶大な存在感ですが、ラストパスやフィニッシュでの存在感が薄れていたように思います。

"しとめる”ために、リスクを取りすぎてネガティブトランジションが弱すぎた。押し込んだ際には、FWとSHとSBの6人を前線に並べ、”しとめる”に拘った。そこでしとめられなければ、チームは苦境に陥る。穴①との関連も考えながら、2人を活かす方ために、マッシモがどんな策を打ってくるのか期待です。


最後に

ジョーやシャビエルがいるー大森SDの「選手はそろっている」発言はその通りだと思います。

4-3-2-1のクリスマスツリーで、前3枚の質的優位で得点するという方法は、ドリブルの推進力・ロングスプリント向きではないという理由から最適解ではありませんでした。

揃っている選手をどう活かすか。その最適解の1つが、”押し込むハーフコートゲーム”です。そして、それは既に一度否定されています。しかし、もっとうまくハーフコートゲームをできるようにならないと、今のスカッドを活かせないのも事実。(だから、配置によりリスクをコントロールするタイプの監督を選んだと思いたい。)さもなくは、誰かをサブにするしかバランスが取れないように思っています。マッシモは、後者を選びそうですが、それは「選手はそろっている」との矛盾を意味します。

まー、マッシモがジョーにめちゃめちゃフィジカルトレーニングさせて、トップフォームに戻すんでしょうけどね。それで、穴①~③すべて解決か!!

何かウェットなブログになってしまいましたが、決まったもんは応援するしかありません。2/21の開幕に向けて、いい意味で期待を裏切ってくれる攻守一体に期待です。


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