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レビュー)横浜FM vs 名古屋~サイド起点とアンカー番~

名古屋(H)2-1横浜FM(A)/豊田スタジアム/2021.9.18
得点者(名):中谷進之介、シュヴィルツォク
得点者(FM):杉本健勇

やばい。どうしても健勇に得点を許してしまう・・・違う。どうしても勝ってしまうww

公式戦10戦負けなし記念!!宮原100試合おめでとう記念!!という訳でもないですが、気分のがよいので勢いで、久しぶりにブログ書きます。


まずは、両チームのスタメンから。
長澤、前田、森下はターンオーバーじゃなく完全に序列が入れ替わってますね。調子が良い人使うの。いいと思うよ。
CBが負傷で変わっており、突けるかと思いきや、クバはなかなかボールを収められず。なめてて、ごめんなさい。そして、ありがとう。

ランゲラックのファインプレー集はこちら↓。



アウェーとの違い

何度でも書きますが、公式戦10戦負けなし。最後に敗れた試合というと、アウェーのマリノス戦。勇敢に前からプレスに行って、0-2で敗れました。守備時は、前から嵌めに行く形で、SHだった齋藤と直輝を横浜FMの2CBに当て、3ボランチと柿谷でダイヤモンド型の中盤を形成して中央を封鎖し、サイドに誘導してから左は斎藤と長澤、右は直輝と稲垣で挟み込みたいという狙いが見えました。

いわゆる奇策なのですが、柿谷の疲労など考慮しつつ、名古屋の強みの場所で狩りたいという理にかなった形で、負けたけど面白かった試合でした。2失点はセットプレー絡みだしね★。横浜FMはその後の試合で、大分戦5点、仙台戦5点、鳥栖戦4点と大暴れ!!実質奇策は成功なんだよね。

一方のホームのマリノス戦。こちらは、しっかりブロックを敷いて閉じこもろう!という作戦でした。ピッチ状況(心配)、シュヴィルツォクというターゲットの存在、という前回対戦との違いが大きいと思います。名古屋が勝つならこの形だよね!

やっぱり多彩だった横浜FMの攻撃

好きな言葉は、「ACL日本勢最後の砦」です。先にポジっときましょう。

前後半の得点までを除きほとんどの時間を守り続けました。私は、その要因を”アンカーを経由する気の無い横浜FMの攻めに対して、名古屋は2トップを縦にしたこと”が大きいと思っています。

まず、ボランチの喜田師範代のヒートマップ(出典sofascore)を見て下さい。結構サイドに流れているのが分かります。これは、サイドで数的優位(2対3)を作って攻撃の起点にしようとした意図の現れですね。
現象としては、以下のようなことが起こります。名古屋のSHマテウスがSBティーラトンにプレス&WG大然がSB宮原を引き付ける→喜田がマテウスと宮原の間でサイドに開いて受ける→宮原がカバーに行くと裏、稲垣がカバーに行くとマルコスを使われる・・・(続く)

横浜FMの試合を見続けていないのでわからないのですが、これはいつもやってるんですかね?442殺しとしては、良くできてる。うちのような勤勉なSH相手だとさらに効果絶大ですね。小憎たらしい・・・マルコスも逆サイドで同様の動きをよくしていました。

これを嫌ったグランパスは、前半途中からSHを内側に絞らせスペースを埋める意識を優先させ、横浜FMの開いたSBに対するプレスを緩めました。この対応によって、ボール奪取後のSHの位置が低くなり、サイドへのロングボールで陣地回復ができなくなった・・・とさ。

名古屋FWの守備体形

最初に言っておきますけど、シュヴィルツォクに守備しろ!って言いたいんじゃないですよー。(ちょっとはして欲しいけど)

名古屋は先制後、2トップを縦に並べて4411で守備をします。シュヴィルツォクの守備軽減、ボールの逃がし先確保、直輝にアンカー番をさせるという意図でしょう。これが良く無かった。

前述のように、喜田師範代は左右に流れて起点を作ろうとするし、岩田實藤のCBは開いてHSへの縦パスを狙うし、でFMにアンカーを経由する意図がないんですよね。なのにアンカー番に直輝を置いちゃってるので、2トップによる守備の規制が全くかからなかった。これは殴られ続ける・・・。
\(’ω’)/クバ、やりたかっただけ。

これも許容できなかったようで、後半から修正され2トップが横に並ぶように。シャビエル投入後も、532にチェンジした後も、7割ぐらいは約束が守られていたと思う・・・たぶん。
\(’ω’)/クバ

シュヴィルツォク的には、ジャッジなり指笛なりに集中力を削がれた試合で、1点取ったから、勝ったから、良かろうの試合でした。\(’ω’)/クバって、ヤコブだからYなのかなと思ったけど、ヤコブってJから始まるなって思って、という小学生並みの妄想が止まらないので、本当の意味誰か教えてください。(教えてもらいました。意味ないそうです。へー。大喜利できそう。)

それにしても、金崎の収める力はすげーなー。


さいごに

結構守りっぱなしだったけど、しびれる上位対決も楽しいですね。

ミンテ倒れてレオセアラを退場にしよう作戦や、指笛や、宮原のオンフィールドレビューや、ランゲラックの美技や、クバと直輝の抱擁など、際どいシーンを沢山見れるってのもJリーグの醍醐味だと思いました。

好きな言葉は「4つのコンペティションに可能性を残しているのは名古屋だけ」です。期待しましょう!








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