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レビュー:名古屋vs京都 ~ユンカーのヘディング嫌い~

名古屋(H)1-0京都(A)/豊田スタジアム/2023.2.25
得点者(名):永井謙佑

お久しぶりです。ブログ書くたびに、お久しぶりっていってますが・・・思えば、前回は2022のシーズンレビューだったんで、5か月ぶりです!!

新シーズンになっても相変わらず、試合内容が渋い・・・監督は、シーズン初戦の横浜FC戦後にも、しっかりビルドアップする意識はある的な発言をしているけれども、正直2戦目の”ホーム”京都戦も何が変わったのか、素人にはわからないレベル・・・

とはいえ、祝!450勝!まずはこれを祝わなければですね!

鹿島、横浜FM、浦和に次ぐ史上4クラブ目の快挙です。守備的だの、保持率が低いだの、うだうだ言っているのが贅沢に思える、450勝4番目の甘美な響き(恍惚)

さらに、開幕2連勝昨シーズンからの連勝を4に伸ばし絶好調です!まー、4連続1点差ですけどね!!今年は平均得点1.2、平均失点0.9、得失点差10ぐらいを目指してACLを狙うのがいいと思っているので、これ以上ないスタートです。

それではぼちぼち、試合のレビュースタートです。

基本情報

両チームのスタメンは以下の通り。

名古屋は初戦体調不良だった米本拓司が入り、現状ベスメンと思われる。


 京都は、初戦の鹿島戦から5人変え、433から343に。ミラーゲームにして、「前線からハイプレスかけて強度でまさるぜ!キョウトだけに」という意図と、逆に名古屋がハイプレスできても「一美とパトリックで、ひっくり返すぜ!」という意図が見え見えの布陣に。

キジェ監督、初戦で鹿島にハイプレスで行こうと思ったのに、優磨と知念めがけて蹴っ飛ばされ続けて、ゲームプランがズタズタにされたのが、よほど応えたのだろう・・・

余談だが、俺は川崎颯太、好きだね。いい選手だな。横浜FMあたりにさらわれそうな・・・


ユンカーのヘディング嫌いと前半途中からの反撃

DAZNプレビューショー#2で、槙野さんに暴露されていたんだけど、ユンカーはヘディングが嫌いで、セットプレーでも飛び込まないらしい。そういえば、1節のゴールもファーで足だけ出した感じだったし、その時の横浜FCのマーカーも低くないが高くもないSBの中村拓海だった。つまり、Jリーグの中では既に普通に知れ渡っている話なのか・・・どんな手を使っても点が欲しいという貪欲さを感じない、FWとしては衝撃の欠陥商品をつかまされた感を若干いだきつつ、京都戦を見た。

試合開始から、予想通り安全にロングボールの応酬。前半の途中までは、プレスの開始位置が高く、陣形全体のコンパクトさがある京都が優勢に。名古屋は京都の3バックには、ほぼ自由に持たせ、永井のプレスをスイッチにサイドで奪うことを基本とした守り方だった。

長谷川健太監督さんよ。横浜FC戦で、早い時間に先制して消極的になってしまった的な話をしていたが、京都戦は何か変わったんですか?・・・と、対戦相手が変わった以外に変化がわからない、素人には難しすぎる微修正をしたと思われる。(露骨な皮肉!!)

とは言いつつも、前半の中盤以降には名古屋が盛り返していく。その立役者は、そうユンカー。相馬から萌え袖を継承したユンカーは、ヘディングは嫌いなものの、足技でチャンスをクリエイト。そう、グランパスのスカッドも頭めがけてボールをあまり出さない。ユンカーがヘディングが嫌いなのは周知の事実なのねwww

sofascoreから頭関係のスタッツを持ってこようと思ったんだけど、Aerial duels(空中戦デュエル)しかなかったのでまとめてみた。
やっぱり、ヘディングは使ってないんだね。意外に一美も。ユンカー含め地上戦特化型3トップといえそうです。ちなみに、ユンカーはパス成功率68%でCFの選手にしてはかなり高い。密集でガチャガチャってなっても、結局ユンカーの足元にボールがある感じ。あれが持って生まれた星なんだろうね。


ここだけの話・・・

  • ビルドアップで自陣深くからつなぐ意識は見えたね★そのたびにやばいピンチになったけど・・・
  • 稲垣のパスミスが相手の決定機になったのを見て、足に来てるなと思ったよね★あれをやられると、どんだけ運動量があっても収支が合わん( ;∀;)
  • 永井のゴールパフォーマンスは自軍ながら、イラっとするね★(褒めてます)
  • 選手交代78分2人だけは、いかがなものか。
  • 実況の人の選手の言い間違いがすごい凄い。
なんかネガティブな話ばかりですが、あれですよ、勝って兜の緒を締めよ的なやつですよ。ちゃんと、ポジティブな話もできますよ(大慌)
  • 交代で酒井宣福と内田宅哉を同サイドにいれることで、終盤に押し込まれなかった。82分ごろのマテウスと丸山祐市も含めたパスワークは、この試合で最も痺れた。横浜FC戦の反省を生かせている感じ。
  • 米本拓司は米本拓司だった。2度追い3度追いもいとわないし、強い縦パスを入れる意識も高い。決勝点も彼の縦パスから。
  • 左を切られがちなマテウスだけど、左へのカットインと右の森下のオーバーラップで2択を強いるので、高確率でチャンスになる。これは武器。
  • 順調にFW陣が点を取っている。思えば昨年は…(遠い目)
  • 丸山祐市は去年の終盤に比べ、かなり復調している。野上も良さそうだし今年も盤石のDF陣。
  • 崩されたピンチはない。ミスからのピンチはあるが・・・
しまった、ネガティブに戻ってしまった!!


さいごに

なんかDAZNの策略なのか、上位同士の好カードが多いリーグ序盤。一方うちのカード見ていると、なんか、”ぽっ”と連勝してよい滑り出しをしたら、波に乗れそうな気がしてくる。湘南、横浜FC、G大阪辺りも強そげなので、混戦Jリーグになりそうな予感もするし、いい順位につけて年間楽しめるといいなーと思う序盤戦です。

”450勝4番目の名門”名古屋グランパスです。いけるっしょ!(根拠レス


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