スキップしてメイン コンテンツに移動

レビュー:名古屋 vs 神戸~交代選手の機能性~

名古屋(H)2-2神戸(A)/豊田スタジアム/2023.5.3
得点者(名):ユンカー、藤井陽也
得点者(神):大迫、佐々木

まずは、11節 神戸戦のダイジェストから。0秒でスタメン出ます。
はるちゃんのAT弾を見て満足せず、ちゃんと当ブログにお戻りください( ;∀;)


じつは、試合の1週間ほど前、当ブログ管理人の零細Twitterアカウントで、こんなことつぶやいてたんですよね・・・

・・・とサブのウインガーとストライカーの連携強化をお願いしていたところ、神戸戦でいきなり満額回答来ちゃいました。

INSIDE GRAMPUSでは、

ー後半、3選手を投入して流れが変わりました。戦術的に期待していたことは?

もちろんありますが、ここではなかなか言えません(笑)。なんとなく意図はわかると思います。

ということで、監督も意味深回答です。という事で今回は、後半15分以降の交代選手を含めた0-2ビハインドからの逆襲について私なりに監督の意図を考えレビューします。

監督渾身の3枚替え

前半から主導権を握られ、0-2ビハインドの苦しい状況の後半17分、内田宅哉>和泉竜司、米本拓司>長澤和輝、永井謙佑>酒井宣福と交代して反撃を狙いました。3枚替え、レアですよね。「招待した子供にがっかりさせられない」と思って奮発したのか、準備してたのか。

交代により、よりコートを広く使う意図を強めます。スカウティング的にも神戸は後半に息切れする傾向があり、コートを広く使って更に追い込もう的な。

宣福でDFラインを押し下げ、左の幅取り役にマテウスを置き、左WBに入れた和泉竜司と攻撃時には縦関係もしくは、和泉を内側に置くことも混ぜながら、右WBの森下も高い位置に張り出し攻撃しました。

マテウスを左タッチライン際に入れて、右ST時のフィニッシャーやビルド出口役よりも、クロッサーとしての機能性を優先しました。同時に入った宣福にクロスを供給しよう、サイドに張って神戸DF4バックの隙間を開けようという意図もあると思います。

また、和泉竜司は内に外に広範囲に動き回り、守備の強度を再度高める役割も果たしました。和泉ところでボールが落ち着く事で攻撃も活性化しました。無理な体制でも納められるのが和泉。この状態なら使いたくなるよね~~

左のユニットへの守備対応として、後半30分に神戸は飯野を投入しました。武藤を左に回し、森下を押し下げる狙いもあったでしょう。

また、宣福は右HSの裏でボールを収める動きを繰り返し、深さをもたらします。宣福めがけたロングボールは、収まらなくても確実に陣地を挽回していきます。前半から、初瀬とのマッチアップで優位になっていた右WB森下龍矢も攻撃時には、深く侵入し、右奥に陣取った2人の所で納めてボールを前に進めます。酒井がDFラインを押し下げるので長澤から森下へのパスコースが開きました。

これで左右の幅と深さを取ることができたので、神戸の守備が間延びして中央が空き、アンカー位置で長澤和輝が躍動します。特に、右の2人へのサイドチェンジのパスは、効いていました。やはり、CHを交代することで、かなり運動量も高まり、無理が利くようになるので、3トップやWBだけではなく、CHも早めの交代が必要なんじゃないかと思いました。このパフォーマンスの長澤がいるんでね!

その後、交代で入った貴田遼河と甲田英將については、めちゃくちゃ期待してますが、この試合でめちゃくちゃ効いていたかというと、よくわからないんで、もっと長い時間見たいですね。

かなり間延びして、逃げ切りをはかりたい神戸は本多を入れて5バックにします。しかし、終盤の揺さぶりが利いたのか、ATの藤井陽也の同点ゴールで、この上ない幸せドローに終わりました。この攻撃、大きなクリアが来ないような藤井自身のチップキック気味のロビングで始まって、中に侵入していっているので、シュート時の切り替えし含め、冷静過ぎてで末恐ろしいです。

交代選手とスタメンが立ち位置を修正し有機的に機能性を発揮した、全員の意思の統一を感じる交代後の攻勢でした。こういうのが見たかった!


ワンシェイプにとどまらない戦い方の幅

シーズンも1/3を終わり、チームの骨格も決まり、コンディションも噛み合い、混戦Jリーグの中、上位5位以内ぐらいの出来にはなっていそうです。得点15失点8なので、昨年目標の年間50得点もこの調子でいけば、現実的な数字に入っています。(このままじゃ優勝してしまう?

ベースの343から、ユンカーの立ち位置を右にしたり、ハイプレス比率を高めたり、森下と内田を入れ替えたりと、相手に合わせて調整を加えながら勝ち点を積み上げてきました。ワンシェイプにとどまらない戦い方の幅ができてきています。そして、神戸戦では、選手交代でギアを上げるテンプレートが1つできたと思います。

今後対策もされるでしょうが、逆に準備すれば勝てないチームも無い状態です。このまま交代選手も含めた連携強化、意図の見える選手交代とそれを活かす意思疎通があれば、負傷、移籍、調子の波、相手の対策などあっても長くシーズンを楽しめるんではないでしょうか!?2年目の健太にひれ伏したい。


さいごに

無料招待で来てくれた未来のファミリーは、得も言われぬ興奮を心に刻んで帰ってくれたのではないでしょうか。めでたしめでたし。

一方、最近”ファミリー”を”サポーター”と呼ぶときが出てきてて、やんわり”ファミリー”をフェードアウトしようとしている気がするのは私だけでしょうか?注視していきたいと思ってますwwキラーン



トップページのブックマークをお願いします。
更新情報をツイートします

↓クリックすると
↓みなさんのグランパスブログが見れます
にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスへ
にほんブログ村

 

 

コメント

このブログの人気の投稿

2024名古屋グランパス 編成の妄想

2024.1.14新体制始動ということで、今年のスカッドについて好きなように妄想を書けるのは今だけなので、久しぶりにブログを更新したいと思います。 今年の編成の感想 今年のスカッドを見て、違和感を感じた。その違和感の正体は、3か4か分からないこと。 以下にミルクボーイ調で4バックなのか3バックなのか考えてみた。 監督が昨年やり方を踏襲すると言っている。3バックで決まり。 フィジカルに長けた上下動できて守備も信頼できる名古屋風WB(相馬、森下、豊)が1人もいない。なら3バックちゃうか。 右SB適任者が、再レンタルも想定される成瀬しかいない。やっぱり3バック。 ただ、獲得したサイド選手(山中、小野、成瀬、山中)はみんなWB未知数。ほな3バックじゃ無いか。 3バック維持するとしても丸山、藤井、中谷の移籍で作り直しは必至。ほな3バックじゃなくてもよいか。 1枚目2枚目過多でDF枚数を減らしたい。ほな3バックじゃ無くてもよいか。 去年、後ろに重たかった。ほな3バックじゃない方がいいか。 福岡、日本代表など4と3を併用するクラブが出てきた。 新体制発表会、長谷川監督「3も4も様子を見ながらやっていきます。」4バックやるって言ってるやんけ! とミルクボーイ調もかなり崩れているが、4バックをやるっぽい。てか、やって欲しい。 どうも、 フォーメーションをシーズン・時間帯を通して使い分けると考えて間違いなさそうだ。 ちなみに4231に当てはめてみたのがこちら。我ながらまんざらでもない。理由は、 エルボーバック(SBの片側を上げ、逆側にCBのできるSBを置く)の4231をベース に妄想しているからだ。 左上がりエルボーバック もう少しエルボーバックを掘り下げよう。一例として、左SBを上げ気味にしたエルボーバック4231を示す。右SBに野上が入ることで、 試合中に3バックにも可変できる というわけだ。 この場合、久保と山中で幅を取り、左WGの森島を内側に絞らせることで、森島、山岸をSTとする3421的にも振舞える。森島がいい感じにライン間で仕事をしたり、下りてきたりが可能になる。この形は森島が活きる。ちょっと守備の怖い(失礼)、トージロー君を前目に残せて活きる。上下動の運動量に不安のある(失礼)、山中の負担も減り活きる。 昨シーズンは後ろに重たいことが課題 としてつきまとった。試合序盤など...

レビュー)神戸 vs 名古屋~イニエスタとポドルスキの個人技に屈する~

名古屋(H)1-2神戸(A)/豊田スタジアム/2018.11.3 得点者(名):玉田 得点者(神):ポドルスキ、ポドルスキ まずは、31節 神戸戦のダイジェストから。 今節のプレビュー記事はこちら。 戦評~戦術家である両監督の采配で攻守の入れ替わった前後半~ 前半は圧倒的に神戸ペースでした。 名古屋は4-4-2に戻し、右SBに左利きの櫛引を持ってくるフォーメーションでした。イニエスタは、ネットと前田の間のハーフスペースでボールを受け、寄せの甘いネットの前で自由にゲームメイクをしていました。前節ではイニエスタはアンカーの位置まで下がってビルドアップをしていましたが、名古屋戦ではほとんど下がることなく、藤田に任せられていました。 また、伊野波を中盤の真ん中に残して守備を徹底させることで、中央を固めてきました。中盤の守備の安定により神戸に安定したポゼッションをさせてしまいました。 一方、名古屋は櫛引のサイドから攻撃させられていた印象で、櫛引のクロスの精度が低いため、危険な場面を作ることが出来ませんでした。 ウェリントンを外して伊野波を入れたこと、イニエスタを前目で使ったこと、両SBが帰ってきて幅を取った攻撃を機能させたことの3点で、リージョ監督は前節からの修正をうまくしていきました。 後半は逆に名古屋ペースになりました。 後半に入り名古屋は、金井に代え和泉を投入し3-4-3にすることでリズムを取り戻しました。後半立ち上がりに同点に追いつき、後半は一転終始名古屋ペースでした。 和泉を置いた左サイドから多く攻めることができました。玉田や和泉や小林が守備意識高く持っていたことで、古橋のカウンター以外は、それほど危険な場面は訪れませんでした。 しかし、ポドルスキの重戦車の様な突破からゴールを奪われてしまいました。マッチアップした櫛引はここまでの疲れもあって着ききれませんでした。 終盤80分ごろには、玉田は足がつっていたようでした。しかし、ゲームメイクが利いていたので交代させられなかったと思います。終盤に投入された青木は技術の高さを生かしてスムーズにゲームに入り、チャンスメイクしていきました。しかし、猛攻も実らず1-2で敗れてしまいました。 後半は、3-4-3にする風間監督の采配によって、両ワイドの和泉と前田が先手を取...

プレビュー)湘南 vs 名古屋~34分の1試合~

まずは、次節対戦する湘南の前節(vs浦和)のダイジェストから。 〈見どころ〉 両チームとも前節のスタメンを前提としています。 グランパスは、清水戦・広島戦と左に極端に密集し、ポゼッションを主体とした攻撃をしている。ロンドのような試合=普段の練習のような名古屋・・・を試合に組み込むことで、力を出し切れるだろうという風間采配なのだと理解している。 密集していることで、ボールサイドではスピードが上げにくくなる。精緻なパスワークによる遅攻が得意な名古屋に分のある戦略だと思う。ただし、それを実現するためには、逆サイド(名古屋から見て右)にボールを放りこまれないように、湘南のパスコースを限定する必要がある。 アイソレーションしている右サイドは、清水戦では青木vs松原、広島戦では相馬vs佐々木のマッチアップになった。アイソレーション戦術を用いる限り、1対1の質的優位を作らないと意味がない。しかし、両試合とも優勢だったとは言い難い。 湘南戦では、杉岡とのマッチアップになる。グランパスは、相馬勇紀・前田直樹・青木亮太辺りを交代させながら挑むことになるだろう。この攻防が勝敗のカギになりそうだ。 グランパスが神戸戦から用いている5-2-3の守備陣形は、ボランチ脇のスペースが泣き所になる。杉岡にアーリークロスを上げられ、和泉竜司が空中戦で対抗するパターンを狙ってくるのでは? また、自陣ポゼッションにプレスをかけられる展開は、湘南ペースと言える。湘南のプレスをいなす早いテンポのボール回しや、1人飛ばしのボール回しや、プレスの逆を突くロングボールを効果的に使って、主導権を握りたい。 湘南の攻撃では、山崎の安定したポストワーク、山根らCBの機を見た攻め上がり、梅崎のドリブルなど変化をつけるプレー、が目を引いた。 特に梅崎司は体がキレている印象で、攻撃の中で変化をつける役割を一手に担っていた印象だ。年齢を感じさせないハードワークで前半から飛ばしていた(後半31分に交代)。名古屋の狙う展開としては、終盤までリードを守り、疲労困憊ながら梅崎を引っ張らなければならない状態に持っていきたい。 広島戦、小林裕紀がMOM級の働きだった。中谷進之介も良かった。エドゥアルドネットの惜しいシュートもあった。湘南戦も日替わりヒーローお願いします。 ジョーは得点王がかかってるので、あ...

レビュー)神戸 vs 名古屋~擁護派ではないが、解任派でもない~

名古屋(A)3-5神戸(H)/ノエビアスタジアム/2019.6.30 得点者(神):ビジャx2、イニエスタx2、小川慶治朗 得点者(名):和泉竜司、宮原和也、中谷進之介 まずは、17節 神戸戦のダイジェストから。0秒でスタメン出ます 試合前にスタメンを確認した時のつぶやきがこちら↓。 名古屋神戸戦で、神戸大分以上の馬鹿試合が観れるはず。 — フルゐ (@gra_senki) 2019年6月30日 予言と言えないほどの、既定路線の試合内容になりました... まじめに試合展開をレビューする気にもならない内容なので、みなさんも色々言いたいだろう風間監督の采配について、監督の身になって最近のリーグ戦を振り返りたいと思います。(つまり、神戸戦レビューではありません) ちなみに私の立ち位置としては、風間監督の擁護派ではないですが解任派でもないです。年俸が順位の期待値であると思ってて、その順位よりも下であれば監督・フロントはある程度避難されてもしょうがないんじゃないかとも思っている派です。興行的に儲かっていればちょっと多めに見てあげようよ派でもあります。 今年の風間監督は違うと思っていた... 正直、今年の風間監督は少し違うと思っていました。「普通っぽいぞ!」と。というのも、点が取れない間も神戸戦の様な思い切ったスカッドで臨むのではなく、少しずつ入れ替えながら、打開策を模索していた感があるからです。 最近の試合における、前節からのスタメンの入れ替えを見てみましょう。(同じポジションに入っていない場合があります。)  何節(得点)  17節(3点):丸山(怪我)⇒ネット、マテウス⇒前田、吉田⇒和泉  16節(1点):和泉⇒マテウス  15節(1点):前田⇒シャビエル、マテウス⇒ジョー  14節(1点):シャビエル⇒前田、赤崎⇒マテウス  13節(0点):ジョー(怪我)⇒赤崎、マテウス⇒和泉  12節(1点):スタメン変更なし どうですか?風間監督の苦悩が透けて見えませんか?得点が入らないので、シュートに長けるマテウス、赤崎秀平、前田直輝を混ぜながら、従来のスタメンの選手との融合を狙っていたように見て取れます。 この間の得点者は、前目ではマテウスx2、前田だけ。後ろ目では、宮原和也...