前回の長崎戦のプレビューに続き、長崎戦プレビュー第2弾としてFootball LABのシュートデータから計算した名古屋と長崎の攻撃の質の違いについてレポートします。
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シュート数の少ない名古屋と長崎
長崎と名古屋の試合は、今季のJ1でのシュート数がビリ(長崎18位)とブービー(名古屋17位)の対決になる試合です。長崎と名古屋のシュート数はそれぞれ一試合平均10.7本と11.2本です。しかし、この両チームの差は明確にあります。それは、PA内シュート率です。以下の表は、名古屋と長崎の最近5試合の全シュート数、PA内シュート数、ゴール数およびそこから計算したゴール数/全シュート数、ゴール数/PA内シュート数、PA内シュート数/全シュート数を示しています。
このようにシュート数こそ1試合2本差しかない両チームですがPA内シュート数に大きな違いがあります。PA外からのシュート決定率が極端に低いことはよく知られていますが、名古屋はそのデータに則った(と思われる)戦略でミドルシュートはほとんど打ちません。そのため全シュート数に占めるPA内シュート率は80%を占めます。それに対し長崎は55%。PA内シュート数は、名古屋9.6本に対し長崎5.4本。「PA外からのシュートなんてゴールの確率低いからシュート数に入らないよ!」という論理でいけば、名古屋は常に倍近いシュートを打っているという事になります。この時点で、フィニッシュの前の崩し、ラストパスの精度に差があります。さらに、最近5試合の平均ゴール数は名古屋3.8点、長崎0.6点です。そして、全シュートに対するゴール率は、名古屋32%、長崎6%です。このようにフィニッシュの精度も崩しの精度と相まって高くなっています。
前回のレビューでお伝えした通り、長崎は直近の湘南戦から少し戦い方を変えてきているので、湘南戦はPAシュート数が多くなっています。この点は、名古屋も注意が必要です。(純粋に対戦相手の力関係の可能性もありますが・・・)
長崎戦の守備戦略
まず、名古屋の守備面からいうと、これまでの守備と同様PA外からのシュートはどんどん打たせるような戦略でよいと思います。(ランゲラックが何とかしてくれます。スーパーなミドルは諦めます)。シュートしてもらえれば、次は名古屋の攻撃になります。長崎は崩しの質に苦労をしていますので、しっかり自陣に戻っての守備も効果的と考えます。最近の名古屋はロングカウンターの質も高まってきているので、得点が期待できます。一方、オープンなカウンターの打ち合いになるような展開は、長崎ペースと考えられます。よって、敵陣でのハイプレスと自陣でのリトリートを使い分けて戦いたいです。ネガティブトランジションでは、ファーストディフェンダーがしっかりボールホルダーにチェックに行って、縦に速い攻撃に移行することを阻み、遅攻になるように仕向けたいものです。
長崎戦の攻撃戦略
相手の裏をかくという意味では、ミドルシュート連発という手がありますが、お勧めしませんし、風間グランパスはやらないでしょう。相手の守備を前に引き出す目的でミドルを打つ戦略はあると思いますが、現在の選手のなかで精度がありパンチのあるミドルを打てそうな選手が少ないのが実情だと思います。ミドルのシュートフェイントを多用することで、代替にもなります。さらに、こちらのポゼッション時間が長くなれば相手も焦れて前に出てきます。これまでの攻撃をベースにしながら、前回のプレビューに書いたような個別の選手への対策を進めていくのが良いでしょう。
中断が恨めしくなるほどに、早く名古屋の試合が見たいですね。8連勝に向けて応援しましょう。

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