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レビュー)C大阪 vs 名古屋~追い回せる布陣~

名古屋(A)1-0C大阪(H)/キンチョースタジアム/2018.11.6
得点者(名):相馬
得点者(C):
まずは、28節 C大阪戦のダイジェストから。

今節のプレビュー記事はこちら。


〈雑感(良いところ)〉

  • 名古屋は3-4-3に戻し、神戸戦のスタメンから相馬・和泉・秋山・青木といった守備で追い回せるフレッシュなメンバーに入れ替えた。代わりに入った選手だけでなく、ジョーもネットも守備で追い回し、クリーンシートを達成することができた。全選手のハードワークに感謝!!
  • 前田・相馬がFWに入ることで、ファーストディフェンダーが決まりやすく、全体的な守備の連動をもたらした。
  • 名古屋は、和泉・相馬・秋山のテクニカルな左サイドでゲームを作って、右サイドは前田か青木をアイソレーションさせて突破させるという攻撃をしていた。青木にはなかなか良いサイドチェンジが回ってこなかったが、幅を取る意味で必要なポジションだった。
  • 相馬は得点はもちろんのこと、ドリブルからのクロス、プレスバックしてのボール奪取、スプリント数29回、シュート4本、(あわやPK)などMVP級の活躍をしてくれた。
  • 秋山は、攻撃面では得点時の仕掛けで結果を出してくれた。守備での貢献も大きかった。良く走った。
  • 名古屋は敵陣ポゼッションで押し込んで、クリアボールをすぐ回収したり、ネガトラのハイプレスでボールを奪回したりといった、本来目指しているサッカーで長い時間攻撃する時間帯があった。今季一番かも。
  • 高い守備意識で、中盤で潰し合うという名古屋には珍しい試合展開にできた。そのため、両チーム共に決定機の比較的少ない試合展開に持ち込めた。こういう決定機の少ない試合展開も、ゴール前の精度に長けるグランパスに向いているかも。
  • ネットがタックルしてボール奪取したのを見たのは初めてな気がするのは、俺だけ?
  • 風間監督は、前田を1列前で使ったこと、守備で追い回せる若い選手を起用したこと、全員に守備の意識付けが浸透したこと、3-4-3でC大阪のサイドに先手を取らせなかったこと・・・など采配が的中。

〈雑感(今後に期待)〉

  • ハイペースがたたり、70分頃に疲れていた。途中出場の玉田にも、もっと追い回してほしかった。
  • 和泉が攻撃参加してボールロストしたのを散見。積極性は買うけど、CBだよ。最後、ファールしてでもプレーを切るような姿勢とセットで攻撃参加してほしい。
  • 相馬のラストパスの精度が途中交代で出場する時よりも低かった。(全然いいんだけど、しいて言えばね。)
  • アイソレーションしている青木や前田の所にダイアゴナルなロングパスを入れれる選手がいると、もっと生きると思うんだけどなー。

〈雑感(なぜだろう?)〉

  • ランゲラック、明らかなバックパスを手で拾い上げる!
  • シャビエルが膝にサポーターをしていて心配。

選手の組み合わせを数人代えると全く違うチームになる。サッカーは不思議なものです。

若手生え抜き4選手をスタメン起用しての勝利は、今後に期待が持てます。今節スタメンではなかったシャビエルや櫛引が、次節どうなるのか?スタメン予想も楽しみです。

柏が負けて次節での自動降格圏は無くなりましたが、一戦必勝で応援しましょう。


次は、清水戦のプレビュー記事を書きますので、
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