スキップしてメイン コンテンツに移動

レビュー)名古屋 vs C大阪~2連勝!信じていいの・・・~

名古屋(H)2-0セレッソ(A)/パロマ瑞穂/2019.3.2
得点者(名):赤崎秀平、赤崎秀平

まずは、2節 C大阪戦のダイジェストから。


今節のプレビュー記事はこちら。


2連勝で首位堅持!

2試合連続のクリーンシートで、得失点差+6と、これ以上ないスタートを切ったグランパス。(自然と笑みがw)しかし、内容を見ると2試合とも後半中盤まで攻めあぐねてます。さらに、昨シーズンも実は2連勝スタート・・・。信じていいのか、グランパス・・・

私の見解(気持ち10割)としては、本当に強いんじゃないかと思っているので、その辺はセレッソ戦レビューの後に書きたいと思います。

策士ロティーナにハマらんくて良かった

C大阪は、攻撃時3-4-2-1、守備時5-2-3、一方の名古屋は、4-4-2というより、攻撃時2-4-4、守備時4-2-4が多い感じでした。

セレッソの戦略としては、神戸戦と同じく、しっかり5バックで守って、速い攻撃というのが基本線でした。

攻撃面では、水沼に代わって先発で入った都倉が名古屋の高いDFラインの裏を狙う形、および、シミッチを釣り出してCBの前のスペースに柿谷が入り、質的優位で勝負するという形が多かったです。裏を意識させるために都倉を起用し、CB-CH間の狭いスペースでも仕事ができるシャドー(柿谷、清武)に速攻で仕事をさせるのがロティーナ監督の戦略でした。

決定機はあまり作らせませんでしたが、都倉も柿谷もワンチャン決めてくるんじゃないかとずっと心配に見ていました。

攻めあぐねる名古屋

セレッソの守備は5-2-3でしっかり引いて、2シャドーが名古屋のCHに付く形で、ビルドアップを阻害してきました。特に、シミッチには2節にしてガッツリマークがついてしまいました。

しかし、米本拓司が配給役として機能し(うれしい驚き!)、ジョーへの浮き球と、そこに左から回ってきた和泉竜司が合わせるという形が最も効果的な攻め手になりました。

5-2-3なので、名古屋の両SBが浮くのですが、ここから上手く崩すことが出来ず、特に前半は、攻めあぐねる結果となりました。名古屋は、前半右サイドからの攻撃が多く、右サイドは、宮原和也、相馬勇紀共にサイドのレーンに立って攻撃することが多く、交互にハーフスペースに入るとか、前後のポジションの入れ替わりを使うとか、ユニットとしての崩しのイメージがまだできていないのかな?という感じでした。5バックなので、相馬勇紀が駆け上がるスペースも小さく、内に絞った時の方が相馬勇紀もシュートに行けてました。シャビエルも右に下りてくるのですが、相手のDFを釣り出す形にはなりませんでした。(5バックを広げるために、サイド攻撃を重視していたのかもしれません。)

逆に、左サイドは和泉竜司がハーフスペースに入り、吉田豊が外を回るという形で、比較的スムーズに展開できていました。

後半、2つの修正で好循環に。

後半開始から、相馬勇紀に代え前田直樹を入れます。これで両SH共に逆足になったので、カットインからの攻撃と、その外をSBが回る形が見られるようになり、攻撃の流れが良くなります。もう一つ、前半あまり使っていなかったSBの吉田豊を高い位置にアイソレーションさせて、左からの攻撃を増やす意図が見られました。

そんな中、和泉竜司のスルーパスを吉田豊が舩木の裏で受けて、マイナスクロスを上げ、ジョーがシュートする場面が生まれました(ダイジェスト2:45~)。舩木は左利きの右WBなので、後半はシャビエルも、吉田豊もサイドで縦勝負をガンガンしていました。

赤崎秀平の2ゴールで勝利

80分過ぎ、2試合連続で攻めあぐねてるな・・・と思いながら、赤崎秀平の縦回転のスーパーゴール2発で勝利しました。(シュートうめー)それぞれのアシストは、1点目は、シミッチの縦パスをシャビエルがおしゃれヒールで流し、2点目は、前田直樹の前プレからでした。速い攻撃と正確なシュートのセットは去年の7連勝中も多くみられたので、期待が膨らみます。


グランパス、強さは本当か?


まず、首位は忘れましょう。(みんな意識していませんか?)上のツイートのように、DAZNかJリーグかわかりませんが、作為的に団子状態を作りにいっている感がありありです。

順位はともかく、攻めあぐねていても本当に強いと思っている理由は3つあります。

〈強い理由〉

  • 2試合のスタメンの入れ替えで形が見えてきた。⇒ 赤崎秀平、前田直樹、和泉竜司、相馬勇紀が、先発と交代で1試合づつ使われていますが、途中交代の方が結果を残していますw。両SBが、サイドを駆け上がった方が生きるタイプなので、逆足のSHを入れるのがいいと考えます。よって左SH和泉竜司(右利き)、右SHシャビエル(左利き)、FW赤崎秀平が、ユニット優位を一番出せるスカッドなのでは?と思います。キャラクターの違う4人なので、試合毎に使い分けることもできますが、赤崎秀平と和泉竜司で、前線守備も安定です。
  • 対人守備が、飛躍的に向上。⇒ 宮原和也、吉田豊、中谷進之介、米本拓司と対人守備の強い選手が揃っているため、カウンター含め決定機をそれほど作られていません。「決定機は1試合2回まで無かったことにしてあげる」とランゲラック神と契約しているため、鳥栖戦もC大阪戦もクリーンシートで終えています。
  • ポゼッションが勝ちに結びついている。⇒ 守備面では、ビルドアップのミスからショートカウンターを受ける回数が少なく、ネガトラ時のプレスで奪い返せる守備力も上がって、守備機会を減らすポゼッションになっています。(開始早々に失点するパターンが減る予感。)攻撃面では、終盤に相手を疲れさせ(柿谷と都倉が足つってた)、オープンな状態を作り、ジョーや交代選手を含めた質的優位で勝負をかけて決めきる事が出来ています。(選手が揃っている!!)

まだ2試合だし、ハイプレスのチームやポゼッションで名古屋よりも優位なチーム(川崎、横浜)にまだ当たってないので、何とも言えませんが、実際強いんだと思います、今年は(祈)。


次のルヴァン神戸戦。どんなスタメンなのか楽しみですね。



トップページのブックマーク、
ツイッタフォローをお願いします。


↓クリックすると
↓みなさんのグランパスブログが見れます
にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスへ
にほんブログ村

コメント

このブログの人気の投稿

2024名古屋グランパス 編成の妄想

2024.1.14新体制始動ということで、今年のスカッドについて好きなように妄想を書けるのは今だけなので、久しぶりにブログを更新したいと思います。 今年の編成の感想 今年のスカッドを見て、違和感を感じた。その違和感の正体は、3か4か分からないこと。 以下にミルクボーイ調で4バックなのか3バックなのか考えてみた。 監督が昨年やり方を踏襲すると言っている。3バックで決まり。 フィジカルに長けた上下動できて守備も信頼できる名古屋風WB(相馬、森下、豊)が1人もいない。なら3バックちゃうか。 右SB適任者が、再レンタルも想定される成瀬しかいない。やっぱり3バック。 ただ、獲得したサイド選手(山中、小野、成瀬、山中)はみんなWB未知数。ほな3バックじゃ無いか。 3バック維持するとしても丸山、藤井、中谷の移籍で作り直しは必至。ほな3バックじゃなくてもよいか。 1枚目2枚目過多でDF枚数を減らしたい。ほな3バックじゃ無くてもよいか。 去年、後ろに重たかった。ほな3バックじゃない方がいいか。 福岡、日本代表など4と3を併用するクラブが出てきた。 新体制発表会、長谷川監督「3も4も様子を見ながらやっていきます。」4バックやるって言ってるやんけ! とミルクボーイ調もかなり崩れているが、4バックをやるっぽい。てか、やって欲しい。 どうも、 フォーメーションをシーズン・時間帯を通して使い分けると考えて間違いなさそうだ。 ちなみに4231に当てはめてみたのがこちら。我ながらまんざらでもない。理由は、 エルボーバック(SBの片側を上げ、逆側にCBのできるSBを置く)の4231をベース に妄想しているからだ。 左上がりエルボーバック もう少しエルボーバックを掘り下げよう。一例として、左SBを上げ気味にしたエルボーバック4231を示す。右SBに野上が入ることで、 試合中に3バックにも可変できる というわけだ。 この場合、久保と山中で幅を取り、左WGの森島を内側に絞らせることで、森島、山岸をSTとする3421的にも振舞える。森島がいい感じにライン間で仕事をしたり、下りてきたりが可能になる。この形は森島が活きる。ちょっと守備の怖い(失礼)、トージロー君を前目に残せて活きる。上下動の運動量に不安のある(失礼)、山中の負担も減り活きる。 昨シーズンは後ろに重たいことが課題 としてつきまとった。試合序盤など

鹿島 vs 名古屋~平常運転で新エース始動~

名古屋(H)1-0鹿島(A)/豊田スタジアム/2023.8.13 得点者(名):野上結貴 まずは、23節 鹿島戦のダイジェストから。0秒でスタメン出ます。 サマーブレイク後、優勝に向け、まずは守備の引き締めから・・・ってな監督からの指導が入ったのか、入っていないのか、いや入っているにちがいない、 公式戦3試合連続のクリーンシートで勝利を飾った鹿島戦 。 試合経過に沿ってレビューしたあと、森島司についても少し書いていきます。 開始から飲水前はセットプレーべた引きから 鹿島戦の名古屋の守備の何が硬いって、 セットプレーからは絶対やらせないマンと化した名古屋 でしたね。 そらそうしますよ、なんせ今季鹿島の得点は、 セットプレーとクロスから20点、優磨と関川と植田で14点 。これは完全な想像なんですが、横からのハイボールに顔面ド迫力ヘディングで決めたに違いない。怖い怖い。 クロスからのヘディングゴールの復権を狙っている鹿島の好きにはさせられないと、“現代サッカーの雄”名古屋も対抗します。「ヘディングでゴールさせなければ勝てるやろ」と言わんばかりに、開始15分までの自陣CKやFKのセットプレー時は、FP10人で守る人海戦術に出ます。「普通は1~3人カウンター要員を攻め残りさせると思うんですけど・・・」試合開始から健太監督の強い意志を感じずにはいれない、終盤の様な序盤です。 案の定、セカンドボールは鹿島のもの。そして、飲水まではシュート数も3-7で鹿島ペースですorz・・・とはいえ、鹿島はブロックを広げる意図の濃い戦略ミドルシュートが多く、ユンカーのヘディングなど名古屋も鋭いカウンターを差し込みつつだったので、決定機的には五分の印象の序盤戦でした。 森下を中継点としたサイドチェンジ 29、32、36、39分と 森下を目がけたサイドチェンジを起点に攻撃します。 前節の森下のゴールもそうでしたが、WBを起点にインナーラップ→低いクロス→フィニッシュという再現性のある攻撃で、36分の野上の先制ゴールを当然のごとく獲得しました。すばらしい。 一方の鹿島の攻めはというと、先ほど横からのハイボールのヘディングが怖いと言いましたが、基本的にビルドアップのバリエーションが多く、どこからでも攻め込める強敵でした。 遅攻になると3-1-6 的な形で、ピトゥカが下りて、両SBが上がり、SHが絞ると

レビュー:名古屋vs京都 ~ユンカーのヘディング嫌い~

名古屋(H)1-0京都(A)/豊田スタジアム/2023.2.25 得点者(名):永井謙佑 お久しぶりです。ブログ書くたびに、お久しぶりっていってますが・・・思えば、前回は 2022のシーズンレビュー だったんで、5か月ぶりです!! 新シーズンになっても相変わらず、試合内容が渋い・・・監督は、シーズン初戦の横浜FC戦後にも、しっかりビルドアップする意識はある的な発言をしているけれども、正直2戦目の”ホーム”京都戦も何が変わったのか、素人にはわからないレベル・・・ とはいえ、 祝!450勝! まずはこれを祝わなければですね! 鹿島、横浜FM、浦和に次ぐ史上4クラブ目の快挙 です。守備的だの、保持率が低いだの、うだうだ言っているのが贅沢に思える、450勝4番目の甘美な響き(恍惚) さらに、 開幕2連勝 、 昨シーズンからの連勝を4に伸ばし 絶好調です!まー、4連続1点差ですけどね!!今年は平均得点1.2、平均失点0.9、得失点差10ぐらいを目指してACLを狙うのがいいと思っているので、これ以上ないスタートです。 それではぼちぼち、試合のレビュースタートです。 基本情報 両チームのスタメンは以下の通り。 名古屋は初戦体調不良だった米本拓司が入り、現状ベスメンと思われる。 ⚽️スターティング11⚽️ 🏆明治安田生命 #J1 第2節 🆚 #京都サンガ 🏟豊田スタジアム 🕓16:00 KICK OFF ▶️ https://t.co/Gj8gMlBzOd No.6 #米本拓司 選手 #grampus 復帰後初スタメン #さあ行こうぜ名古屋 🔥 pic.twitter.com/m4VE4jYYUB — 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) February 25, 2023   京都は、初戦の鹿島戦から5人変え、433から343に。ミラーゲームにして、「前線からハイプレスかけて強度でまさるぜ!キョウトだけに」という意図と、逆に名古屋がハイプレスできても「一美とパトリックで、ひっくり返すぜ!」という意図が見え見えの布陣に。 【第2節vs名古屋】 🟣本日のスターティングメンバ―発表🟣 あなたのDAZN加入と視聴でクラブが強くなる🔥 今日もともに戦おう! https://t.co/HD5FVCQcNr #京都サンガF

レビュー)横浜FM vs 名古屋~サイド起点とアンカー番~

名古屋(H)2-1横浜FM(A)/豊田スタジアム/2021.9.18 得点者(名):中谷進之介、シュヴィルツォク 得点者(FM):杉本健勇 やばい。どうしても健勇に得点を許してしまう・・・違う。どうしても勝ってしまうww 公式戦10戦負けなし記念!!宮原100試合おめでとう記念!! という訳でもないですが、気分のがよいので勢いで、久しぶりにブログ書きます。 まずは、両チームのスタメンから。 ⚽️スターティング11⚽️ 🏆 #J1 第29節 🆚 #横浜F・マリノス 🏟豊田スタジアム 🕖19:00 KICK OFF ▶️ https://t.co/NGR67KHprb Powered by #トヨタ車体 pic.twitter.com/HbcR6O95gB — 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) September 18, 2021 長澤、前田、森下はターンオーバーじゃなく完全に序列が入れ替わってますね。調子が良い人使うの。いいと思うよ。 STARTING XI presented by @haysjapan   本日のスターティングメンバー発表! ▼GK 高丘 ▼DF 小池/岩田/實藤/ティーラトン ▼MF 扇原/喜田/マルコス ▼FW エウベル/レオ/前田 #fmarinos #Jリーグ #HAYS pic.twitter.com/HKAEsRmsPc — 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) September 18, 2021 CBが負傷で変わっており、突けるかと思いきや、クバはなかなかボールを収められず。なめてて、ごめんなさい。そして、ありがとう。 ランゲラックのファインプレー集はこちら↓。 アウェーとの違い 何度でも書きますが、公式戦10戦負けなし。最後に敗れた試合というと、アウェーのマリノス戦。勇敢に前からプレスに行って、0-2で敗れました。守備時は、前から嵌めに行く形で、SHだった齋藤と直輝を横浜FMの2CBに当て、3ボランチと柿谷でダイヤモンド型の中盤を形成して中央を封鎖し、サイドに誘導してから左は斎藤と長澤、右は直輝と稲垣で挟み込みたいという狙いが見えました。 いわゆる奇策なのですが、柿谷の疲労など考慮しつつ、名古屋の強みの場所で狩りたいという理に