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レビュー)湘南 vs 名古屋~おもてた3バックとちがう!~

名古屋(H)0-2湘南(A)/パロマ瑞穂/2019.7.7
得点者(湘):齊藤未月、金子大毅

スタッツは、シュート数28本のボール支配率68%。シュートは正面を突き、湘南DFは闘志みなぎるシュートブロック。”そういう試合”でした。

テイクアウトの寿司に付いている袋入りのガリを直接食いながらビール飲んで、ブログ書いてます...と、やさぐれつつも今日はいい事も書けそうな気がします。だから、”いい意味で”変わったことに絞って綴りたいと思います。(皮肉は出るかもしれん、、、けど極力無くします!)

3バック?システムではないんでね。

開始早々に丸山祐市が怪我で交代し、スクランブル感ありながらも3バックでほとんど1試合を戦いました。解説の飯島さんも3バック(343?)と言っていたから、3バックなのかもしれませんが、守備の仕方は普通の3バックとはかなり違いました。おもてた3バックと違う!(いい意味で)

普通3バックはボールサイドにあまりスライドしませんが、この日の名古屋の3バックはボールサイドにスライドし逆サイドのWB(主に相馬勇紀)が下りてきてミドルゾーンでは4バックを形成。更に押し込まれた場合は両WBを下げて5バックにする様に見えました。(この試合ではほとんど押し込まれませんでしたが。)

つまり、ボールを失ったら自陣に下がるにつれて、3バック⇒4バック⇒5バックと可変にしているような流動性があったと思います。

攻撃の仕方も結構変わってました。一番大きかったのは幅取り役が、宮原和也と吉田豊ではなかったこと。

フォーメーションで表しにくい試合だったので、今日は選手の役割に変化のあった部分にフォーカスしてレビューします。


スタメンはこちら。



試合のダイジェストはこちら。



選手の役割に変化のあった部分として、まずは、そう宮原和也と吉田豊です。

宮原和也と吉田豊の役割

これまでよりも攻撃時のポジションが低く、両方いっぺんに上がることもなく、中に絞ってネガトラ対策を意識したポジションだったのが非常に良かったと思います。←これ重要なとこです。

そのポジショニングの妙によって、被カウンター時にダイアゴナルにスプリントし、逆サイドのカバーをする場面が沢山見られました。これが割と守備時に安心して見られた要因なんじゃないかと。中谷進之介を含め、足の速い3人が残っているって素晴らしい!!

先ほど述べたように、ボールサイドにスライドする3バックなので宮原和也がゴール前で守備をする機会が増えていました。しかし、何の不安もなく、正直、丸山祐市が不在の間は宮原和也がCBの適任なんじゃないかと思わせる働きでした。

攻撃の場面では、サイドに開いてボールを受け前進を試みる回数は従来に比べ減りました。しかし、機を見た攻撃参加は3バックとしては十分の貢献度でした。

シミッチ、ネットも攻撃時に比較的ポジションが低いので、3バックを含め、ネガトラ時に後ろの方で人数不足になる事が減って良かったです。

4~5人でネガトラをケアしたため、数的に同数以下のカウンターを受けることもなく、前線で渋滞が起こる事もなく、後からオープンスペースに吉田豊が上がるスペースがあり、すべて上手く回っていました。(過去のブログで言っていた事です。)ボランチのフィルター役に米本拓司が入るとかなり安定する可能性を秘めているんじゃないかと!

前田直輝と和泉竜司と相馬勇紀の役割

この3人の役割として、攻守でサイドに開く選手を変えていたことも良かったです。特に、後半に相馬勇紀が左WBにまわってからの形は、かなりバランスが良く、「ちょっと、これから勝てるんちゃう」と思えるものでした。

攻撃時には、前田直輝と相馬勇紀がサイドに開きWBの様なポジションを取り、和泉竜司がハーフスペースに絞りIHの様なポジションを取っていました。

一方、守備時には、和泉竜司と相馬勇紀がWBとしてサイドを守り、前田直輝が絞ってシャドー的な位置で守備をしていました。

攻撃時の幅取り役は、基本的に前田直輝と相馬勇紀という適材が適所に配置されたため、クロスからの攻撃が活性化されました。←ここも重要なとこです!何度かヘディングにも合っていたので効果的だったと思います。

一方、守備時は、和泉竜司と相馬勇紀が下がる事で、守備の強度も保てました。

相馬勇紀は得意なサイドのレーンに固定しながらも、和泉竜司と前田直輝は攻守でサイドとHSのレーンを入れ変わるのがいいなーと思いました。

吉田、宮原、和泉、相馬、前田の役割がフォーメーションには表しにくいですが、攻守に適所で使われていて「非常にいいなー」と感じたというわけです。

シャビエルの役割

シャビエルについて、一番大きく変わって良かった事はビルドアップに下りてこなかったこと。これに尽きます!

平均ポジションはジョーよりも前だった印象で、何度も潰されていましたが、それはパスコースを作っていた証拠でもあると思います。

ネット、シミッチが並び立ち、その上シャビエルも降りてきたら、きっと渋滞が凄かったはず!チーム全体の縦への推進力はシャビエルが前にいる方が出ますよね。


おわりに

やり方を変えれば失うものもあります。例えば、この試合では長所であったニアゾーンの攻略は弱まった感じがします。開幕当初は4-2-4の即時奪回+ショートカウンターがハマって強かった。しかし、開幕当初のやり方に戻れない or 戻っても研究されているために、「新しい何か」を見つけなければ前進することはできません。

「新しい何か」として、ポジションの重心を下げ、ネガトラ時のポジションバランスを改善し、幅取り役に適材が配されました。

また、「新しい何か」になるかわかりませんが、チームの中心が、いよいよ和泉竜司と宮原和也と中谷進之介になってきた感じがあります。両翼の前田直輝と相馬勇紀も含め20代中頃の選手には、この苦境に旗頭としての”役割”を期待したいですね。

湘南戦は敗れはしましたが、今後の安定した戦いに期待の持てるゲーム内容だったと思います。次こそ勝ちましょう。


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