来年も継続して欲しい戦術のシーズンレビュー7回目、守備編2です。攻撃編(シーズンレビュー1~5)、守備編(シーズンレビュー6)のバックナンバーもよろしく。 シーズンレビュー1 シーズンレビュー2 シーズンレビュー3 シーズンレビュー4 シーズンレビュー5 シーズンレビュー6 来年も継続して欲しい戦術⑩~5-2-3と5-4-1の可変守備陣形~ みなさんは、来季のグランパスの基本システムは終盤に用いた3-4-3だと思いますか?それとも宮原和也が怪我をするまでに用いていた4-4-2だと思いますか? わたしは、3-4-3なのではないかと思っています。その理由の一つとして、31節神戸戦辺りから用いていた、5-2-3と5-4-1の可変守備システムが名古屋に合っていると思っているからです。33節広島戦で耐えしのいで勝ったあの守備陣形です。 5-2-3の守備 5-2-3の良いところ 5-2-3の守備は、敵DFラインでのビルドアップ時に使います。この布陣の良いところは。まず、5レーンに一人づつDFがいることです。5人いるので、ハーフスペースを使われにくく、ハーフスペースに入ってきた選手に左右CBがチャレンジしやすい特徴があります。CBがチャレンジした後のスペースはWBがカバーすることが出来ます。(名古屋は、4バック時はCB-SB間を使われて失点することが多いので、4バックの場合はスライドやSHのカバーを早くする、背の高いSB(櫛引一紀?、千葉和彦?)を入れるなどの対策が必要だと思ってます。) さらに、前線3人で中央へのパスコースを遮断しやすいです。”アンカー落ち”で3枚でビルドアップしてくる敵DFに対し、正確なロングボールを蹴らせないようにすることもできます。 この布陣は、ゴールから近いところを固めるという意味で理にかなっています。すると相手は、ボランチ脇のサイドのスペースを使ってくるようになります。 押し込まれたら5-4-1にシフトチェンジ ボランチ脇に入った敵選手は、左右CBがチャレンジしている間にシャドーがプレスバックして挟み込みます。シャドーが下りてくると5-4-1になります。ここで奪えない場合は、敵SBにボールを出させるようにして、サイドで奪いきるか、相手CBにバックさせます。敵CBにボールが渡るともう一度5-...
グランパス戦評ブログ。勝つ戦略と戦術を妄想してサッカーを楽しく見たい。サッカー日本代表も、たまに。2024/03/09ブログをnoteに移行しました。フォロー、ブクマお願いします→ https://note.com/gra_senki