スキップしてメイン コンテンツに移動

ここ5試合で4勝1分けの名古屋の好調の要因を紐解いてみた。

ここ5試合で4勝1分・・・好調すぎる!!次節の鳥栖戦はジョーが出場停止なので不安がよぎります・・・それを吹き飛ばすためにも好調要因を紐解いてみました。DAZN観戦した感想とfootball-labのスタッツを中心に考察しています。

対象とした直近5試合の結果(それぞれ過去の記事にジャンプします。)

攻撃好調の要因

相変わらず、シュートはそれほど多くないですがジョーの決定率がものすごいので、得点できているのは皆さんお感じのところと思います。そもそも名古屋はロングシュートが少な目なため、シュートが少ない傾向があります。宇宙計画のように吹かしたロングシュートをほとんど見ませんよね?

あと最近の傾向としては、ジョーを狙ったロビングやサイドの裏を狙ったロングパスが増えています。また、名古屋が元から持っているアタッキングサイドのバランスの良さは維持されています。DAZNの中継の最後のほうに出てくるアタッキングサイドは常に左右中央3割程度で、常に均等に攻撃していることがわかります。

この相手に的を絞らせない攻撃があるからこそ、ジョーにラストパスが供給され得点できていると思います。であれば、ジョーがいなくても、的を絞らせない多彩な攻撃を持続することで、十分ゴールできると思います。鳥栖は4バックなので、2シャドー(前田、玉田)と偽9番(シャビエル)で3トップ気味にして、裏取りとポストプレーを常に狙うような攻撃を見てみたい気もします。


守備好調の要因

守備については、少し数字を。football-labのデータを基に、5試合の勝敗、ボール支配率、および、対戦相手との走行距離の差、クリア数の差、インターセプト数の差、タックル数の差を計算しました。
名古屋好調の要因
最近はショートパスにこだわってポゼッションで押し込むことにこだわっていないので、支配率はそれほど高くありません。そのため、クリア数も相手より多く、今まで名古屋に持っていたイメージとは明らかに異なることがわかります。そもそも、これまでの失点も崩されて失点していることはほとんどなく、不用意なボールロストからの失点や、それがらみのFKによる失点が多かったので、その点が改善されていると思われます。(最近の失点もPKやスーパーミドルなど崩されたものは少ないです。)

総走行距離は相手よりも常に長く、コンディショニングの難しい連戦の酷暑の中、ターンオーバーもせずにできているのは、スタッフも含めた全員の準備の”たまもの”だと思います。一方、タックル数は少なく、表には載せていませんがスプリント数も少ない結果でした。ここから見えてくるのは、しっかりボールホルダーの前に立ち、一発で飛び込もうとせず、相手のミスを待つ守備をしているという事です。それがわかるスタッツとして、インターセプト数が多いことがあげられます(横浜FM戦では特に”はまって”ます)。この守備戦略によって松原にスーパーミドル入れられましたが・・・

ちなみに、スプリント数やタックル数は多いに越したことはないので課題ですね。

この守り方は、失点が減ってきていることから、ある程度効果があり、かつ、攻撃時にカウンターを打つための布石になっているので、好調の要因になっていると考えています。

守備陣のポジショニングについて

あと、ポジションチェンジやシステムチェンジについて、以前に比べ4バックには手を付けていない気がします(新井で守備固めを除く)。前4~6人は、流動的ですが、特にSBは上がる回数も減らし、裏を取られないことを最優先にしていると思います。(試合終盤に、秋山をSBに入れてガンガン攻めるとかをしていない。)

プレスラインについて

試合中、どのあたりからプレスをするという考え方が以前に比べ柔軟になっている点も良いところだと思います。アタッキングサードからプレスをかける場合と、ディフェンスサードでリトリートする場合と、センターサークル手前ぐらいからプレスする場合の3種類ぐらいを試合中に使い分けている様に見えます。昔は、前目からのプレス率が多かった印象です。
さらに、そのラインを決めているのがシャビエルの様な気がしています(自信ないですが)。ワールドカップ時に日本代表では香川がその役目を結構していました。シャビエルが後ろがプレスについてこれそうかどうかを確認している光景を良く見る気がします。(ブラジルトリオを中心に試合の流れを考えている?)



つまり、好調の要因は攻守両面のバランスが整ってきたことです。と、少し強引なまとめをしたところで、鳥栖との6ポイントマッチに勝って残留争いからも抜け出し、5連勝をお祝いできるよう応援しましょう!!





Jリーグを見るためにDAZN for docomo(980円/月)に加入されている方。300円追加するだけで、dTVが見れますよ。

DAZN for docomo(980円/月)
dTV(500円/月)
DAZN for docomo+dTV(1280円/月)




↓応援お願いします
にほんブログ村 サッカーブログ 名古屋グランパスへ
にほんブログ村

コメント

このブログの人気の投稿

レビュー)名古屋 vs 広島~一発勝負仕様のグランパス~

名古屋(A)2-1広島(H)/エディオンスタジアム/2018.11.24 得点者(名):ジョー、小林裕紀 得点者(広):柏 まずは、33節 広島戦のダイジェストから。 今節の プレビュー記事 はこちら。 一発勝負仕様のグランパス 残留争いの中1試合も負けられない名古屋は、志向するサッカーとはかけ離れた、勝負に徹した戦いをしました。前半と後半で、さらには時間に応じて明確に戦い方を変えながら戦って勝ちをもぎ取りました。他会場の結果により、今節での残留は確定せず、入れ替え戦の16位のままですが、最終節の湘南戦につなげることが出来ました。(グランパスの入れ替え戦回避条件は最後に。) シンプルに圧力をかける攻撃で得点した前半 名古屋は、前節の清水戦で見せた極端に選手を左に圧縮した攻撃から、相馬勇紀を右アウトに入れるマイナーチェンジをしてサンフレッチェ戦に臨みました。名古屋の左でのポゼッションに対し、広島の選手がスライドして空いた右サイドに相馬をアイソレーションさせて、1対1の勝負をさせる戦略を加える意図でした。 戦略としては、左のポゼッションにも好影響が出るはずなので正しいことです。しかし、この試合では、広島の左SBの佐々木に相馬勇紀がマッチアップして、勝つことが出来なかったため、効果を上げられませんでした。縦を切られた場合のカットインの技術が相馬勇紀にあれば、もっと良かったと思うので今後に期待です。 この試合では、上記の組織的攻撃ではなく、陣地を回復するためのロングボールからの攻撃で2点取りました。この部分が最近のグランパスには不足していたので、その部分でも勝負に徹して修正していました。 1点目は、センターライン付近の遠目のFKからでした。これまでのグランパスはセンターライン付近のFKは、”ショートパスでポゼッションを再開…”という場合が多かったのですが、この日はゴール前のジョーに入れてきました。ジョーの落としを、小林裕紀が受け、サイド方向に流れながら中央のジョーに戻しゴールにつながりました。 2点目も、丸山祐市から裏に抜けた秋山陽介へのロングボールのこぼれ球を、玉田圭司→和泉竜司→シャビエルとつなぎ、小林裕紀がコントロールしたボールでゴールを奪いました。 相馬勇紀のアイソレーションや2点を取った...

2024名古屋グランパス 編成の妄想

2024.1.14新体制始動ということで、今年のスカッドについて好きなように妄想を書けるのは今だけなので、久しぶりにブログを更新したいと思います。 今年の編成の感想 今年のスカッドを見て、違和感を感じた。その違和感の正体は、3か4か分からないこと。 以下にミルクボーイ調で4バックなのか3バックなのか考えてみた。 監督が昨年やり方を踏襲すると言っている。3バックで決まり。 フィジカルに長けた上下動できて守備も信頼できる名古屋風WB(相馬、森下、豊)が1人もいない。なら3バックちゃうか。 右SB適任者が、再レンタルも想定される成瀬しかいない。やっぱり3バック。 ただ、獲得したサイド選手(山中、小野、成瀬、山中)はみんなWB未知数。ほな3バックじゃ無いか。 3バック維持するとしても丸山、藤井、中谷の移籍で作り直しは必至。ほな3バックじゃなくてもよいか。 1枚目2枚目過多でDF枚数を減らしたい。ほな3バックじゃ無くてもよいか。 去年、後ろに重たかった。ほな3バックじゃない方がいいか。 福岡、日本代表など4と3を併用するクラブが出てきた。 新体制発表会、長谷川監督「3も4も様子を見ながらやっていきます。」4バックやるって言ってるやんけ! とミルクボーイ調もかなり崩れているが、4バックをやるっぽい。てか、やって欲しい。 どうも、 フォーメーションをシーズン・時間帯を通して使い分けると考えて間違いなさそうだ。 ちなみに4231に当てはめてみたのがこちら。我ながらまんざらでもない。理由は、 エルボーバック(SBの片側を上げ、逆側にCBのできるSBを置く)の4231をベース に妄想しているからだ。 左上がりエルボーバック もう少しエルボーバックを掘り下げよう。一例として、左SBを上げ気味にしたエルボーバック4231を示す。右SBに野上が入ることで、 試合中に3バックにも可変できる というわけだ。 この場合、久保と山中で幅を取り、左WGの森島を内側に絞らせることで、森島、山岸をSTとする3421的にも振舞える。森島がいい感じにライン間で仕事をしたり、下りてきたりが可能になる。この形は森島が活きる。ちょっと守備の怖い(失礼)、トージロー君を前目に残せて活きる。上下動の運動量に不安のある(失礼)、山中の負担も減り活きる。 昨シーズンは後ろに重たいことが課題 としてつきまとった。試合序盤など...

レビュー 横浜FM vs 名古屋

まずは、22節 横浜FM戦のダイジェストから。 4 - 名古屋はJ1では2013年7月~8月以来、5年ぶりの4連勝を記録した(当時は5連勝)。夏風。 pic.twitter.com/TqwAhRj9vw — OptaJiro (@OptaJiro) 2018年8月15日 内容的には、どちらが勝ってもおかしくない試合で、前節の鹿島戦に続き決定力の差で勝つことができました。この1勝は残留に向けてデカい、デカすぎる。 〈雑感(良いところ)〉 名古屋は前半、勝つための大人のサッカーをしていた。先制点後はリトリートしてカウンターを狙う危なげない試合運びであった。横浜FMはサイドからのクロスを狙っていたが、ウーゴヴィエイラ以外にターゲットがおらず怖さが無かった事も幸いした。 後半、横浜FMに追いつかれたあと、和泉・相馬を投入することでチームをもう一度活性化する事が出来た。両選手は仕掛ける意識が高く、横浜FMの流れを名古屋に引き戻した。ジョーのゴールにつながった相馬のクロスは、タッチライン際のサイドをえぐってから、速く精度があり、ファーへという点で難易度の高いものであった。相馬は鬼プレスもチームを助けた。和泉と共にフィジカルに秀でるので安心して見られる選手だと思った。 ジョーが2得点。1点目はDFを背負って反転する技術と股抜きシュート、2点目はDFの栗原の高さを無効にするポジショニングとコントロールされたヘディングの技術があり、簡単なゴールでは無かった。 この試合も丸山は良いところでシュートブロックをしており、集中力の高さを感じた。 ネット・玉田が何回かインターセプトを見せており、守備時のポジショニングのセンスを感じた。 〈雑感(今後に期待)〉 横浜は左側から(名古屋の右側から)、天野と山中を中心に攻撃していた。自陣右側でボール奪取後にプレスの網を抜けれずボールロストする場合が多かった。ここでプレスをかいくぐる事ができれば、ボール保持率も上がったと思う。前田と玉田がポジションチェンジをしてビルドアップを建て直すつもりだと思うが、それほど上手くいかなかった。しかし、プレスを抜けた時は決定機になった。つまり、ゴールと金井のフリーのシュートの時は、名古屋の右サイドから左サイドへ流してのカウンターだった。この回数を増やしたかった。山中には、...

私的サッカー用語集

正しい意味か分かりませんが、ブログ内で使っているサッカー用語の説明です。訂正あればお願いします。 偽サイドバック (追記2018/10/7) 攻撃のビルドアップ時にサイドバックが、ボランチの位置に入ること。サリーダ・ラボルピアーナのメカニズムでボランチがCBの間に入った時に、ボランチの位置でSBがボールを受ける。この時、SHやウイングがサイドライン際で幅を取りパスコースを作る。SBは、ボランチの位置からハーフスペースを駆け上がり(インナーラップ)、そのSHからリターンパスをもらう・・・などの攻撃につなげることが出来る。ネガティブトランジションでは、中央に絞っているためにカウンターを受けにくくなる。 サリーダ・ラボルピアーナ (追記2018/10/2) 4バックにおける攻撃のビルドアップおいて、CBの間にボランチが下がって、SBを前に押し上げるメカニズム。2トップの相手に対し2CB+1ボランチの3人で数的優位を保つことでビルドアップを安定させる。2017年は、小林がCBの間に下りる形が強直化しており、効果的ではない場合もあった。一方、2018年W杯中断後は、ネットが主にCB間に下りる役割をしているが、小林が下りる場合や、CBとSBの間に下りる場合や、下りない場合を織り交ぜてビルドアップすることで柔軟性が出ている。また、玉田と小林がそれぞれハーフスペースに入り、相手の第1プレッシャーラインを通過する受け手として機能している。そのため、ビルドアップ時のボールロストが減っている一因になっている。 パッキング・レート (追記18/09/29) パスやドリブルで相手選手を何人通過することが出来たかという指標。同じく、相手DFを何人通過したかという指標はIMPECTという。 footbllistaのコラム で紹介されていた。勝敗との相関係数の高い指標だそうだ。 サッカーが陣取りゲームである以上、もっとも本質を突いた指標だと思った。さらに言うと、敵陣に押し込んでポゼッションしても、相手選手を通過出来なければ、陣地を取ったことにならないことにも気づかされた。重要なのは、ボールの前に何人相手選手がいるかで、0人であればそれはゴールを意味する。”ポゼッション”や”縦に速い攻撃”や”ハイラインハイプレス”などのゲームモデルは手段であり...